2006-10-04

前回の続きを・・・

ピン・ポン。
 
さて10時。若いピチピチしたお嬢さんのディレクターを先頭にドドッっと人の群れ、カメラや照明器具の箱などお玄関はいっぱいになってしまいました。テレビの取材って大変なものだなぁとただただ呆れるばかりでした。

取材が始まって私が感心したのはカメラマンのおじさんでした。
(85歳の私が人をおじさん呼ばわりするのは失礼ですが、世の中には「頼りになるおじさん」方がいらっしゃるものです。)
おっしゃること、シーンの設定、その他その他の指示が本当に素晴らしいのです。若いディレクターの方を振り向いて「台本通り動いてくれるじゃない」などとニヤリとなさるところなど、キャリアに裏打ちされた行動は見事に決まっていました。構成のため(といってもOAは4分半)あらゆる条件を考えてそのとき困らないようにシーンを用意する。それもカメラマンのキャリアの厚さを感じさせました。
話の構成は必ずしも予定通りにはいかないものでしょうし、どの方向にいっても困らないというのは至難のわざだと思いました。あとでディレクターが「もう足元にビデオの山ですよ。それも私の宝の山で…」とおっしゃっていらしたのを本当にそうだろうと思いました。
そして感心したのはスタッフの皆さんが若いディレクターをサポートして育てようとしている雰囲気、温かい空気が部屋に満ち溢れている事でした。

次回に続きます。。。

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