2011-02-13

新しい家に大分慣れました

2月13日 (本当は1月20日に出すハズでした)

お引越しをして間もなく2ヶ月が経とうとしています。
なんだか落ち着いたのか落ち着かないのか良くわからないという感じです。
少しずつ必要品は買い求めていますが、なにが何処に行ったのか行方不明
のものも多く、これはここで新しい人生を始めると思ったほうが早いかななどと
も思ったりしてます。

門柱の上にはもう20年来も我が家にいた焼き物のシャチが2匹、入ってくる人を見張っていますが、これらも古い家時代はあまり存在を認められず、門に乗っかったらなかなかカッコウがいいじゃない等と誇りをもって威張っています。
古い家の門柱のところにあったヒマラヤスギも目に付くようになり「え?いつの間にそんなに大きくなったの?」と、もう20m以上も高くなって立派です。

新「ピアノの部屋」には南と北に格子戸がつき、部屋に座っていると石庭の(全く日本風な)窓と、そしてヒマラヤスギがあたりを睥睨する野趣満々の北窓とその格子戸の窓枠に区切られた一幅の絵として、なかなかいい趣です。私がああこうと指示して作ってもらったもので無く、そんな風になっちゃったいった家なので、なんだか時々私は何処にいるんだろう等と思ったりしながら、広々とした家を闊歩してるというわけです。建物というものも私のもっている古い「家」というものの感覚とは全然別で、私がグチャグチャ口を出さないほうが良かったんじゃないかと「新しい常識」に目をむいています。床暖房で一日中 部屋は小春日和で、「今年の冬は厳冬ですね」等と言われても、「そうそう」などと相槌をうつより「あら そぉ?」等とトンチンカンな応答をしているといった具合です。

平屋に生まれて ずっと平屋に住んでいた私ですが、死ぬまでに一度二階に寝たいといった願望だけは全く正解で、東南に開ける窓から暁方の空の色の刻々と変わる変化に朝も早く目が覚めるようになりました。それは本当に美しいものですよ!!

家を建ててみて、いろいろな場面に遭遇して本当に度々大感激しています。
こんな経験は生まれてから初めてで、人生と言うものは面白いものだと再認識しております。
これから6月5日の「卆寿の演奏会!!」に向けて、またピアノに必死になる日が続きます。

室井 摩耶子

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