2013-08-07

カレンダーを見ると もう8月です。
日が経つのは早いもので... などと 所謂世の中の常套語を使うのはキライなへそ曲がりですが...やはりカレンダーを見るとため息をついてしまいます。
というのは目下取り組み中のベートーヴェンの第21番ピアノソナタ第二楽章ーイントロダクションに引っかかってしまっているからです。なるほど序奏には間違いないのですが中に書かれた何かを表現しようとすれば序奏でなくなってしまいます。
ピアニッシモも何か中に隠されたような響きー つまり、ピアノの打楽器的な特徴は使えない響きー が要求されます。
なのに何を呟いているのかははっきりと聞こえなくてはならない。その景色を描き出すのに時間ばかり過ぎていくというわけです。
でも もう少ししたら 天にも昇らんばかりの嬉しいお便りをさし上げられることでしょう。

室井摩耶子

(写真は92歳を隠そうとメイクさんと頑張っているところです)

7 件のコメント:

  1. ひまわり8/12/2013

    はじめて投稿させて頂きます。
    4月に出されたご本を拝読させて頂きました。

    私は今、ベートーヴェンの25番のソナタを勉強しているのですが、指運のことや強弱記号の指示を守ることで頭がいっぱいで精いっぱいです。

    第1楽章は特に焦ってテンポが走っていってしまうのも、楽譜の一音一音に対して理解も解釈も私の中に何も無いからなのでしょうね。

    演奏技術も知識も全く自信の無い中で、生徒を抱えて立ち止まるわけにもいかず、どのようにして勉強を続けていくのが良いのか、迷う日々です。

    you tubeにて室井先生の月光を拝聴いたしましたが、ケンプ教授の時代のヨーロッパの音は、今の時代の音のとげとげしさが無く、やはり感銘を受けます。

    いつか室井先生のように、音楽の深いところに悩み、追求してけるような音楽家、ピアニストになりたいと夢見るばかりです。

    長文を失礼致しました。
    今日も暑くなりそうですので、お疲れの出ませんようお過ごしください。

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  2. 目下すごい雷です。

    コメントありがとうございました。
    おっしゃるとおり〝ピアノを弾く〟のは中々難しいですよね。
    何より自分の音に耳を傾けることが一番大事なことですから(絶対音感ではありません)聴きながら、聴きながら練習をしてください。
    耳も脳と同じで訓練してやらなければなりません。
    頑張って下さい。

    室井摩耶子

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  3. ありがとうございます。
    お返事頂けるとは思わず、恐縮しております。

    私も、私の回りの人たちの音も、生活の疲れの色が見てとれて、私たちはピアノに向いながら、人生としては一体何処にむかっているのだろうと、不安と迷いを感じた時に、先生の著書に出会いました。僭越ながら、素敵なお歳の重ね方だと思いました。

    聴きながら、聴きながら・・・なのですね。
    確かに指を如何に動かすかばかりに気を取られ、音に意識が向かなくては、難しいことですが希望を捨てずにがんばります。

    先生のお言葉を励みに頑張ります。
    ありがとうございます。

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  4. ひまわり8/13/2013

    追伸失礼いたします。

    室井先生とマネージャーの方との関係は、ユーモアと温かさにあふれた素敵な関係ですね。
    時折私の師匠のマネージャーの様なことを致す事があるのですが、いつかそんな関係になれたらと、ひそかに目論んでおります。

    ひまわり

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  5. お元気そうでとても嬉しく励まされます!
    ずっと私達に元気を下さいませ!!

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  6. わがままだって、いいじゃない 92歳のピアニスト「今日」を生きる 読ませていただきました。素敵な人生ですね。つづきを楽しみにしています。杉本

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  7. まりこさん、杉本和子さんへ

    コメントありがとうございました。
    10月1日早朝4時台にNHKラジオ深夜便で「明日への言葉」という題で一席しゃべっています。もし目が覚めたら聴いてくださいね。

    室井摩耶子

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