ふとふり返ってみると、25年前と今では、社会がもう全然違っているのです。日常の在り様も、パソコン、スマホ等とテンポも速くなっているし、すべて超便利になつています。毎日のことで自分では身に泌みて感じなくても当然この社会にかこまれて、我々の生活感情も変って来ている筈でしよう。
さて今 私のやっている"音楽"とは、今生きている我々の感情の"感情そのもの"に根附いているもので、そうだとすると私が今まである理想を掲げて必死に追い求めていたものが、それで良いのだろうか?とふと思ってしまうのです。価値観の変遷!!!にどう対処するの?など恐ろしい命題が浮び上ってくるのです。
既に1932年 E.Fischerが書いた本に「失われた故郷への憧れ」等と云っているし、創造的力量は我々を永久な世界にもって行ってくれるだろうなどと云っているのです。
私は作曲界に12音音階作法が出て来たころ、Kempffが「ああ云ったものは間もなく消えさるだろう」等と云っているのを聞いたことがあります。がそれは長い目でみればふとした出来事でなく、長い発展の展史の一コマにはめこまれたものだったのでありましょう。
そして皆、人の魂の永遠に光る星を求めて苦闘していると云うことなのであります。
私はやっぱりハイドンやベートーヴェンの計りしれぬ天才の翼のはばたきを追いつつ、今生きている人達にその美しさを送る使命をおびているという事でしよう。その使える魂の"深さ" "美しさ"は、私達に本当に生きている歓びを与えてくれるんですもの。
室井摩耶子
先生、お元気でしょうか。ブログが更新されなくて つまらないなぁと思ってます。
返信削除先生のブログ、とても楽しみにしています。CD も、まだかなまだかなと待っています(*^^*)
どうぞお元気でいらしてください。
じゅんこさんへ
削除コメントありがとうございました。
暑いも寒いもそんなことに負けないぞと思っていましたが やっぱり疲れました。
漸く暑い夏もサヨナラ!サヨナラ!といってしまったようでホッとしています。
これから12月21日の音楽会に向けてはりきります。
音楽会には是非いらしてね!
室井摩耶子