2017-10-07

漸く秋がやってきたようです。
もうちょっと前は…と言っても90代になってのことですが…
季節の移り変わりを喜んでいましたが、この頃は気温の変化にばかり神経がいって、季節の楽しみなど どこかに吹っ飛ばしています。朝カーテンを開けるとガラス窓に大きな雨粒が…毎日を「ああ、いやだ、うっとうしい!!」などと考えているなんて嫌な毎日ですね。
「あなたにはピアノがあるじゃない!」
そう そう そうでした。
マヤコ しっかり!!!

2017-09-23

年取ってから人間はいろいろのことを知るものだ。
私は今人間が歩くということに視線を向けている。人が歩くなど何でもないことで別に何の思考もいらない仕事だが、この3月に転んで以来(念のため私は96歳である)大腿部骨折そしてリハビリで半年になろうとする今も、まだ1人で外を歩く許可が下りていない。1人では手押し車でも危ないということだが、なるほど歩くと何となく不安であり自分の中では“大丈夫”と言いつつも1人歩きはしていない。
2か月以上にも及ぶリハビリ病院で私は人間が歩くということに何と複雑な機構が含まれていることだろうとつくづく思ったものだった。
脚を1っ歩踏み出すにしても、まずバランスをとって立てなければならない。姿勢、目線、背中の筋肉、腰のバランス、そして体重のかけ方、足のもろもろの筋肉の働き、それをつかさどる脳の働き等々“え?お前もか?”というほどの揚句、漸く“立てる“のである。
私は手押し車をのろのろと押しながら、スタスタと歩く人たちの足元を眺めていた。
脚の筋肉1つを動かすためにどれほど数多くの複雑なストレッチが用意されていたことだろう。

室井摩耶子

2017-09-02

昨日 NHKで『90歳。クラシック女子 ~昭和・平成わたしの音楽道~』のためにピアノのソロと千住真理子さんとモーツァルトのソナタを弾いて録音してきました。モーツァルトは素敵な曲ですよ。弾き終わった途端に2人で顔を見合わせて「ホントにうっとりするね~」と言い合いました。放送は9月18日 21:00~22:45(FM)です。聴いてくださいね。そのうち、それらの曲でCDを作るつもりです。
室井 摩耶子

2017-08-05

不順な気候が続いています。
私も体調が思わしくなく言うなれば思考能力ゼロと云った日が続いております。
普段は風邪などとはお親しくなかったのに
ここ3週間ばかり(いわゆる夏風邪)にとっつかれて咳が続いています。
9月には日テレの放映、NHKと続いているので
風邪なんてひいていられない。。。
次の時には何とかうまくいきましたとご報告したいものです。
室井 摩耶子

2017-07-15

なんとお暑い日が続いていることでしょう。
すっかりご無沙汰してしまいました。
私自身は "脚は大丈夫" なんて思っているのですが(確かに もう脚で歩いている)そのトンシャントンシャンのスロモーが気に喰わずイライラしています。
周りの方たちは早い治りに、凄いじゃないと言っていただいています。(5か月経ちました)
でもこの間いらしてくださった方に、月光の第一楽章をお聞かせして「曲の素晴らしさに鳥肌が立った」などとお褒めいただき、やっぱり音楽っていいななどとピアノを眺めています。
体力は確かに大分ついてきましたので、今後もよろしくご声援のほどお願い申し上げます。

室井摩耶子

2017-06-14

3月1日に脚をひっかけ大腿骨骨折を致し、5月初めまでリハビリ病院に閉じ込められました。退院してやれやれと思っていましたら、その後2回程 不整脈で病院に運ばれ漸く6月に入って”我が家の生活”に戻りました。でも”普通の生活”に戻るには時間がかかりそうです。
病院ではこの年での回復にしては驚くほどと云われるのですが、とにかく早く早くと焦っております。
何しろ声と外見が若いので 良いのか悪いのかわかりません。

コメントをくださった方々へ…
病院に入っていたためお返事できず申し訳ありませんでした。

室井摩耶子

2017-01-21

昨年12月10日ハイドンの演奏会が終わり(おかげ様で大変好評でございました)その後 体調を崩し、お年賀状その他、皆様には大変 御無礼をおかけしてしまいました。

11月以降 コメントを入れてくださった方々、お返事できずごめんなさい...。

もう元気です!

先日、CD発売に向けてコンサート演奏曲のほか、もう一曲 彼のソナタ Hob-49を録音。
Haydnって なかなか素晴らしい音楽家で、彼の音楽語の使い方は本当に天才という言葉以外には表現のしようがないと思います。
よく音のない休符など ”これは四分音符の間 黙っているの”と教わったことを思いおこすと、Haydnが天国からせせら笑いしそうな気がするほど彼の微妙な音楽語、本当に深い深い意味を持っています。どうして今までそれに気付かなかったのかと思います。それだけに”Haydnって素晴らしい音楽ですね 感激しました”などと言われると本当に天国にのぼらんばかりに嬉しくなります。
これから私にどんな物語を聴かせてくれるのでしょう。皆様とご一緒にその深い美しさに感激したいと思います。音楽家冥利に尽きる日々です。

室井 摩耶子


2016-11-17

テレビ出演のお知らせ

明日放送の「爆報!THEフライデー」 (TBS系列) へ出演します! ぜひご覧ください。

2016-11-12

いよいよ11月も12日で音楽会も1か月後にせまりました。
Haydon先生もいよいよ間近に迫ってホラ!ホラ!と彼の真打がキラキラみえてきます。
彼の音楽語のすごさは本当に並大抵ではなく低音が素知らぬ顔をして同じ形を、しかもpianissimoで何小節も続けているのにソプラノでは艶々しいうたを歌いあげているなどそのバランスが絶妙な味を作り上げているだけに、本当に一つの音もその存在を目から離すことはできません。
12月10日はそのHaydonの天才ぶりを皆様にお伝えしたいと思っています。
音楽って本当に面白い!!

室井摩耶子

2016-10-08

先日録音したNHKラジオ深夜便の放送が
10月13・20・27日の3夜、24時台に放送されます。
眠い目(耳)をこすりつつ聴いてください。

室井 摩耶子

2016-10-01

私はこの頃ピアノというのはなんと不思議な楽器だろうと思う場合が多くなりました。
音楽が人を陽気にさせたり悲しみに引きずり込んだりするのはわかります。またこの頃、私がよく唱えている音楽文法によって人の心理を緊張させたりゆったりさせたりするのもわかります。しかし音色というものがこんなにも必要と思い始めてから、人間の微妙な動きを出すことの不思議さに文字通り、どうしてこんな変化が出るのであろうと思い始めたのです。
Haydonは本当に天才でありますが、彼の楽譜を見ると楽譜に音楽語とも呼びたい確実な指示がなされているのです。同じ型の音型を使っていても、その次に行きたいときの最後の音には”いきたいョ”という意思表示の音色を使わねばならないし、サイゴは ”サヨナラ サヨナラ” と消えていく音色を使わねばなりません。
ピアニストは勿論その方法を知っていますが、キーをポンと押すだけの操作でその意志を持つ音色、つまり人間の微妙な心理の動きを聴かせるとは何なのだろうと思うのです。その微妙の差がつまり芸術なのだが、脳とそれを伝える筋肉、そして指先のタッチで出るものをピアノという楽器が引き受けて、その結果を ”よし来た” と一部の隙もなく(勿論そのピアニストが表現技術をしっかり持たねばらなないのですが)出してくるのです。
ピアノはあの大きな図体の中に木とフェルトで出来たハンマーと長く張られた鋼鉄の弦しかありません。どこにそんな微妙さを引き受けるものを持っているのでしょう。私はピアニストだから必死になってその作曲家の物語を辿るのですが、だから聴いてくださった方が ”素晴らしい  まるでピアノが話しかけてくれるようでした” などと仰ってくださると天にも昇るほどうれしいのであります。

室井摩耶子

2016-08-27

まるで梅雨の続きの様によく雨がふります。
そうかと思うと秋の始まりの様に台風が9号10号11号12号と庭の向こうが見えなくなるくらい驟雨が頻発 ”おおいどうなってる?” と言いたくなりますね。
人間界もおかしな殺人が頻発 ”おおいどうなってるの?” と世の中不安定ですね。
その中で私の12月10日のリサイタルのチラシが届き、私は今や気分一新その準備にHaydn先生との会話に夢中です。
Haydn先生の天才ぶりは本当に面白く、音楽会には是非いらしてくださいね。
ご一緒に楽しみましょう。

室井摩耶子


2016-08-13

すっかりご無沙汰いたしました。
その間、転んで後頭部をぶつけて2か月ほどおとなしくしていましたが もう平気です。
でも平気となったらテレビ朝日やNHKラジオ深夜便の録音やらそれに原稿やらでなんのかのと忙しく追われています。何しろピアニストはいつもピアノ演奏が入りますので、ピアノの練習が大変です。
毎日オリンピックのTVを観ていますが、あの人たちも欠かせない練習が大変だろうと金メダルよりそっちのほうへの思いで一緒にため息をついています。
でも体操って本当にきれいですね。

室井摩耶子

2016-05-21


お花が次々と咲いて今はニオイバンマツリという花が文字通り掴みつけた様に咲き、その花の色が白くなりすごい芳香をまき散らします。その後は紫陽花が「今度は私の番よ」と蕾の先が赤くなり次は百合が蕾をふくらましてますーーーつまり良い季節なのですね。
12月のハイドンの音楽会には私のハイドンもすばらしい花になる事を願っています。
室井 摩耶子

2016-04-27





お庭はもう本当に花ざかりです。
ウチのシンビジュウムがなんと11茎の花枝をつけて華々しく我が家の春を誇っています。又その横には少し大きめの黄色のシンビも7本の花茎!そしてその上を覆いかぶさる様にモッコウバラが眩しいばかりに「私の方がキレイでしょ」と咲いています。私は凡そ何にもしてやらないのに...
枯れたかと思った紫陽花が小さいつぼみを力一杯「こんどは私の出番よ」とひしめきあってると云う所です。本当は親孝行の花たち、私はピアノをそっちのけで「良い子、良い子」と時間があれば楽しんでいます。本当に良い季節です。

室井摩耶子





2016-01-30

2016年1月9日は皆様とハイドンの天才の輝きを楽しみ度く思っておりましたのに遺憾ながら体調をくずしてしまい、音楽会延期の破目に至りました。普段から割に元気な私は「やっぱり94才の体の生理ってこう云うものか」とロ惜しがっておりましたが、今後はこれも計算に入れてやって行くより仕方ないと云う所でしよう。でもお蔭様で体調ももとのリズムに戻り、ハイドン先生とのニコニコニコ時間も少しずつ増えて参りました。4月にはハイドンのCDを作り、12月にはそれらのライブで皆様とハイドンを楽しみたく心がけております。
室井摩耶子

2016-01-08

2016年1月9日(土) 午後2時より東京文化会館小ホールにて予定しておりました
「室井摩耶子トークコンサート」は、室井の体調不良により中止になりました。

公演を楽しみにしていたお客様にはご迷惑とご心配をおかけいたしますことを
心より深くお詫び申し上げます。

お買い求め頂いたチケットは、全額返金させていただきますので、
詳細は、ゼール音楽事務所TEL 03-3995-5221 にお願いいたします。

2015-12-05

もう12月5日になってしまいました。
音楽会(1月9日)も近いので今度皆さんにブログでお伝えするのは新年になりそうです。
どうぞお元気に良いお年をお迎え下さい。

室井 摩耶子



2015-11-28

2016年1月9日のハイドンの音楽会も近くなって参りました。ハイドン先生も機嫌が良かったり悪かったり、頑張らなくてはとドキドキしております。
先日はNHKの"あさイチ"で和太鼓の林英哲さんの演奏を拝見、その素晴しさにクラシックの心をしめつける様な手法…ゲネラルパウゼや長いディミヌエンド…底しれぬ沈静の世界への誘いこみなど、人間の心理の動きは同じものと驚嘆いたしました。

庭のアマリリスが今年は何と花茎を7本も出し私を喜ばせてくれました。

室井 摩耶子

2015-10-17

音楽って面白い。



1ヵ月程前“室井先生を囲むコンサート”が開かれました。
この演奏会は昔のお弟子さんたちが10人ほどで開いてくれるコンサートなのですが 私はこの演奏会をとても楽しみにしてます。というのは出演してくださる方たちがもういい歳でそれぞれが国立大学の教授だったり音楽家として一家を構えてコンクールの審査員であったりで、私は当日どんな音楽を聴かせてくれるかを客席にテンと座り込んでいるだけです。
ところが聴いていると、それぞれが結構上手に弾いてくれて、その人が今どんな境遇でどんなことを思いながらその音楽を奏でているか、それぞれの味を出す演奏をしてくれるのです。だから聴いていてその味の違いがとても面白いのです。聴いていてくださる方のおひとりが “わたしは音楽のことはよくわかりませんがとても面白くて席を立つ気がしませんでした” とおっしゃってくださいました。
音楽ってなんと面白いものでしょう。私は人間として生きる喜びのこういった経験をするたびに音楽家でよかったと心から思うのです。
室井摩耶子