2019-09-28

長野県川上村に何と100年前に作られたスタインウェイ(!!)のグランドピアノが鎮座してます。村長さん(藤原忠彦氏)が二十数年前 村の文化のためにこのピアノを買うということを決心したというお話が私の心を揺さぶったのだった。
しかも世界に冠たるスタインウェイのピアノ!
当時の村の予算から絞り出すのは容易なことではなかっただろう。
このグランドピアノを囲んでのお話を聞いたとき私は何か嬉しくて「行きます!行きます!」と即答したのだった。
今日 日本ではクラシック音楽というと何か高尚なものと敬遠される雰囲気になっている。
このような良い景色のもとで少人数のホームコンサートの雰囲気では「音楽とは音で書いた詩であり、小節であり、戯曲である」が人を歓びの渦に引き込めるものと大いに楽しみにしています。
遠いけれどよろしければいらしてください。
室井 摩耶子

2019-08-31

お知らせ

緑と源流の地の音楽会

室井摩耶子のトークコンサート

ふれあいトーク ピアノは物語る


日 時
2019年10月12日(土)
開場 12:50 開演 13:20

台風接近のため延期になりました。

会 場
長野県南佐久郡川上村
川上村文化センター
からまつ広場


主催 NPO法人 佐久生活文化推進機構
協賛 川上村・川上村教育委員会
​後援 長野県・長野県教育委員会


お申込み・お問い合わせ



2019-06-29

音楽

 うろ覚えのことだが前に(まーーーーーーーーえーーーーというぐらい前だが)リヒテルが「なぜ譜面を見ながら演奏なさるのですか?」と訊かれたとき「作曲家の意図したことを落としたくないからだ」と答えていたことがあった。
当時の私はピアノを演奏をするときはその音がすべて頭に入っていて それを表現することが演奏することだと思っていたからだ。あれから長い年月が経って私は音楽というものに経験を積んできた。そしてある時ふと思った。私は音楽の深遠な美を知っていない。彼らは微妙にもデリケートで光り輝く美の世界を楽譜に書き込んでいるではないか。それはハイドンのピアノソナタの23番 第2楽章 第1小節目のことだった。第4拍、左手は3連音、右手は32分音符で書かれており、厳密にリズムを守って音を出すとそのすれ違いの響きがなんと不思議な得も言われぬ心を揺さぶるではないか。ハイドンは天から与えられた感覚で新しい美を私たちに聞かせてくれたのだ。
私はリヒテルの意味を悟った。楽譜とはなんと微妙で面白いものであろう。その音楽に 妙に揺れる襞に心を任せる幸せにようやく行き着いたと思った。
「先生のピアノの音が話しかけてくれたんですよ」という、聴いてくださった方の言葉は本当に嬉しいものだった。

室井 摩耶子

2019-06-01

今まで弾いていたBachをまた弾きたくなって音を出してみました。
平均律曲集第1巻の8番 変ホ短調の涼しげな響きに、あぁ私はピアニストでよかった等と深呼吸をしています。
皆さまもBachの涼し気な抒情的な風景を楽しんでみてはいかがですか。
え?Bachにこんな優しい美しさがあるなんて一寸びっくりなさいますよ。
なんとデリケートで深いお話をしていることでしょう。

室井 摩耶子

2019-05-25

テレビ出演のお知らせ

「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系列)
2019年5月27日(月)  21:00~

ヴァイオリニストの千住真理子さんと出演します。
是非ご覧ください。
室井 摩耶子

2019-03-30

栄誉ある文化庁長官賞をいただきました


( 宮田文化庁長官と私 )


2019.03.18   虎ノ門にある文化庁庁舎の大広間で授与式。
宮田亮平文化庁長官自身から一人一人に渡されました。
文面には「長年にわたり、ピアニストとして活躍し我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をされました。その功績をたたえ...」とあり、それを知った方々から本当に栄誉あるあるたくさんの祝福をいただきました。
私としては長年の日々をただ「音楽、音楽」と重ねて参り、だんだん目前に広がってくる音楽の素晴らしさに圧倒され続けて、参っているということなのですが 本当にここまで私を守り育ててくださった皆様にはただ感謝の念でありがとうと申し上げる次第でございます。
この頃、漸く素直に「ねぇ音楽って素晴らしいでしょ」と話しかけることができるようになりました。でも音楽の世界は限りないものでございますので、どうかこれからもよろしくご声援くださいませ。そしてご一緒にもっと素晴らしい美の世界を楽しみたいと願っています。

室井 摩耶子

2019-03-16

 この度 文化庁より長官賞を頂くことになりました。式は3月18日
これは我が国文化の振興への貢献、その海外発信、国際文化交流の貢献に対してこの文化庁長官賞...とのことで(案内書による)全く名誉なことである。
考えてみれば ただ一筋、ピアノピアノという90年であったが結果として世の中のお役に立ててこんな嬉しいことがあるだろうかと、その日が近づくのをワクワクしながら待っている、この日頃である。
「ピアノを弾く」だの「音楽をする」などと昨日から今日へ、そしてそのように明日へと毎日を重ねていって、いつの間にか「芸術家」などと空恐ろしい言葉に近づいた私だが、今「エリーゼのために」に溢れるベートーヴェンの音楽語の深さ・広さ、あらためて世の中にこんな素晴らしいものがあったのだと、生きているよろこびを感じる毎日を過ごしている。だから私の音楽を聴いてくださった方々が「あの響き、今でも私の中で何かを話しかけているみた様…」などと褒めてくださると、私は文字通り天にも昇るほどうれしくなってしまうのだ。
「音楽には音しかない」そうだ。昨日から今日が来たように私は毎日毎日を積み重ねていこう。あの天才の音楽語の限りない美しさに近づくために...。音楽ってなんと素晴らしいものだろう。そして「人間」というものも!!!

室井 摩耶子

2019-02-23

日常茶飯事

ふつうに歩いている時は全く”転ぶ”等と意識しないで歩いている。
いま 歳を取って、しかも大腿部骨折をしたなどの後遺症で「一人で杖なしで歩いてはいけません」「何より安全第一ですから」などと人から脅かされてオタオタと転びやしないかと一歩一歩気を付けて歩いている。
あのスタスタと歩いている人を見るたびに羨ましくてならない。それで あの"転ぶ"などということを考えないで”歩く”って何だろうと気を付けるようになった。つまり、かかとが先か、つま先に着地している運動なのかしらと考えながら歩いていると、ますます不安になりオタオタ度が増えてくる。皆さん”歩く”っていったいどんな運動なのか意識したことがおありですか?
じつはこの間、週刊誌に「女流作家」という字が出てきて、そういえば”作家”に女流という形容詞が付くのはおかしいと思ったことがあって、そういえば?と そのことをえらく意識してしまった。
作家といえば男性だったなぁと意識してしまう。言葉というものはなんと不思議なものだろうと思考をめぐらすことになった。そういえば この頃は女性作家という実に不愉快なニュアンスを持った言葉が出てきた。
この女流作家と女性作家はちょっと意味が違って使い方もその言葉のニュアンスに気を付けなければならないし私はやはり時代の移りを思わないではいられない。
”日常茶飯事” という定義も覚え直さなければならない。
どうも98歳という古い人間にとっては生きがたい時代となってきた!?というわけだ。
週刊誌の他のページには日本人は日本語が読めないとあったが…。
室井 摩耶子

2019-02-16

1月終わり頃、 東京芸術劇場で井上道義さんの総監督、森山開次さんの演出でモーツァルトのドン・ジョヴァンニの公演に出かけてきた。
オペラというので私はヨーロッパで観たオペラ経験からオペラ公演を想像したのだが(常識というのはファンタジーの自由な世界をずいぶん邪魔するものだと後で思い知ったのだが)それはモーツァルトの音楽とオペラの歌い手とそして舞踏のカテゴリーを新しく組み合わせた新演出の企画だった。主役のジョヴァンニとその他の配役はヨーロッパの歌手であって実に見事に歌っていた。
ブラボーという掛け声が盛んに飛び交っていた。
日本人のコロラトゥーラもよく歌っていた。張り上げたコロラトゥーラの声が見事に美しかったが、時にオペラの音楽の流れを遮りこれがあちらの歌唄いだと、もうちょっと音楽の流れに乗っていたのじゃないかとせっかくのテクニックの見事さに異質を感じさせたのはちょっと残念だった。そういえば井上道義さんはさすがにモーツァルトの音楽の要所要所を見事にまとめ上げ、演奏を大きな枠にはめ、昔の音楽の先生としては私は彼の音楽人間としての成長に本当に誇りを感じたのだった。もし私の思い違いでなければ”この新しい企画のフォームのオペラの将来はどんなのだろう”と期待にとらわれながら劇場を後にしたのである。
室井 摩耶子

2019-01-12

新年 あけましておめでとうございます。
お正月になったら急に寒くなって、いかにも冬という感じになってまいりました。
皆様は良いお年をお迎えになりましたか?
私は年末 体調を崩して体力も気力もなしに2019年を迎えてしまいました。
だが今年こそは念願だったサティのCDを作ろうと精出してお雑煮やおせちをいただきました。
皆様とご一緒に元気な年を迎えましょう。
室井 摩耶子

2018-12-22

むかしむかしの物語

ある時 ふと私はルビンシュタインというピアニストのことを思い浮かべた。
彼はもちろんすごいピアニストであったが、私の印象に凄い強烈な印象が刻み込まれているのは彼のは「火祭りの踊り」の演奏(姿と音)であった。彼の初来日が1936年だから私は彼のリサイタルを聴きに行っている筈なのにそのプログラムの曲目は私の中に何も残っていない。何故か「火祭り」の演奏が今でも私の中にあのドキドキした興奮と共に浮かび出てくる。私はその演奏を思い浮かべ、そして彼の演奏のどの点にあんな強烈な印象を受けたのだろうかと それを知りたくなり、その音をもう一度聴いてみたいと思い始めた。

「あの頃の私」はピアノとどのように接し、どの様に弾いていたのだろう?
6才の時 ピアノを買い与えられ10才くらいから外国留学帰りの東京音楽学校のピアノ科部長だった高折宮次先生のもとで個人教授につき、その他その他と音楽をやるために100%の境遇を整えられてたとはいいながら(私は今でもその境遇を整えてくれた私の母の本能的ともいえる教育に対する才能に畏敬の念を抑えられないが)それでも当時のピアノ(教育)はまだまだ初期で基本的に低かった。今 その当時を振り返ってみて想像もつかぬものだったといえよう。

さて 話を元に戻そう

そして私はその「火祭りの踊り」がDVDの中にあることを探しあてて漸くそれを手に入れたのである。CDなどで所謂"名演"となるものを聴き「わぁ やっぱりうまいなぁ!」と感嘆することは度々ある。しかしこのルビンシュタインは私にあの聴いた時のドキドキする興奮をもたらしたのであった。
彼のすごいリズム感、そしてその両手を交互に振り上げる激しさ、音楽そのものに集中しきった彼の厳しい顔つき!表情!
私はあの初めて聴いた時と同じ興奮に巻き込まれた。
そして面白いことに当時持っていたアメリカ文化というものの"雰囲気"がその中からフワッと流れ出して私を包み込んだのだった。
グレンミューラン物語も甘ったるい親子のお話だったし、「火祭りの踊り」もアメリカ文化の絶頂に咲いた華だった。
そのころ私たちの間では「だからアメリカ育ちのクラシックの音楽家は最後はヨーロッパに行かなきゃダメなのだ」という想いに浸されていた。今の若い人たちにそう言っても全然わからないことだろう。もちろんルビンシュタインの名誉のために言っておくが、それはアメリカ文化の頂上を突き抜けて実に立派なものだった。私は「そうか 歴史というものはこういうものか」と、その「雰囲気」をすっかり忘れていたということ、また同時に思い起こしていたことに我ながら興味深い出来事だったなと愛おしく思ったのである。

室井 摩耶子

2018-09-29

暑かったり寒かったり嵐が来たりと不順な天気です。
神戸大学での”Casa Verdi”(ヴェルディの家 音楽家たちの老人ホーム)のゼミに演奏もかねて行ったあと、ちょっと疲れてバテてしまった。年はとりたくないものと改めて思う。しかしピアノでもって人とお話ができるのは本当に嬉しく元気が出る。うちに帰って私のピアノと「ねぇそうでしょう」と会話をするのはそれなりに嬉しいものです!!
室井 摩耶子

2018-09-02


神戸大学発達科学部・国際人間科学部
学術weeks2018
発達コミュニティ学科国際交流シンポジウム

Casa Verdiに見る人生の円熟とは


2018年9月5日(水) 14:00~17:30

主 催
神戸大学発達科学部・国際人間科学部
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
学術Weeks2018

お越しの際は ポスターに記載の 神戸大学 坂東研究室 へご連絡をお願いいたします。
会場スペースの都合上、ご入場を制限する場合もあることをご了承ください。



2018-07-25

暑い日が続いています
普段は暑い寒いには強い方ですが1日中冷房の中に座っているとそれはそれなりにあまりいい気持ではありませんね。でも体は勝手にノーノーとピアノを弾くのに反対するので困ります。素敵なサティと音楽語のおはなしをしたいのに・・・・・・・
Mayako Muroi

2018-06-16

Professionalということ

私たちは学校を卒業して最後の仕上げに外国留学したいころ、何しろ1ドル360円で日本には外貨がなくて個人の留学など不可能だった。その中でオーストリアからモーツァルト誕生200年の国際会議の話が飛び込んできた。当時 東京音楽学校の教官をしていた私に話が回ってきて、もう私はこんな素晴らしい話はないと飛びつき、早速英語の論文を用意したり、着るべきお振り袖を用意したりしてウィーンに飛び立った。普通留学は20代だったが私はもう30代だった。そしてそれからドイツのボンに移り、待望のピアノの最後の仕上げに飛び込んだ。
今から考えれば、お振り袖姿の国際会議の日本代表かわいこちゃんがよくやったと思うのだが、何も知らない“外国事情”だったから、ピアニスト修行にスムーズに飛び込めたと思える節もある。とにかく無我夢中で3年間勉強して、ケンプ先生の強力な推薦のもとでBerlinのBeethovenリサイタルを開いたときは(1960年)本当に嬉しかった。
そのBeethovenアーベントは好評で終わり、ベルリンの著名なマネジャーが「私がやってあげましょう」と現れたときはこれで「ヨーロッパでのピアニストのキャリアが始められる」と思いこんだものだった。
立派な写真入りのプロスペクトもでき、これから弾くべきレパートリーのリストに目を通しながら向かい合ったマネジャーは改めた口調でこう言いだした。「いいか マヤコ。これからあなたはひとりのプロフェッショナルな音楽家なんだよ。昨日までは学生だったのが もう今日からは一人前の音楽家なんだよ。だから一人前のピアニストとして行動しなければいけない。だから持ち物だってハンドバッグにしろ服飾品ブローチにしろ何にしろちゃんとしたものを身につけなければいけない。これから地方にも演奏旅行にも行くだろうが、そこいらのペンションなどに泊まってはいけない。 どこにお泊りですか? と聞かれたら必ず一級のホテルの名前を答えなければいけないのだ。そして大事なことはもしその地にもう一度 招かれたら、あなたはその間の自分の成長ぶりを見せられなければいけない。もしその時あなたが前と同じようにしか弾けなかったら、もう二度と呼んではもらえないのだから」
本当にベルリンで数多く聴いた名演奏家のリサイタルは見事だった。まだ出たばかりの駆け出しのピヨピヨだと自認してた私はびっくりしてしまった。日本では大学を出れば一人前でその中で一番で出て新人演奏会に出ようものなら立派な一人前の演奏家だったので・・・。

ヨーロッパでの Professional という言葉はなんと厳しいものだろう。

室井摩耶子

2018-03-31

おはなみのきせつ


陽が明るくなり漸く季節が春になってまいりました。
私もヘルパーに助けられて漸く手押し車で街を歩けるようになりました。成城の町というのは四角四面で家の前も道も出ると、右を向いても左を向いても一直線の道で桜の季節になると、それは賑々しい桜並木になって家に居てもお花見ができるという恵まれた街です。それに今年は気候が良かったせいか、お庭の花々も桜と一緒に咲きそろい、椿も“つかみつけたように“という形容詞そのまま、赤い華やかな花が咲き誇っています。その横には楚々とした紫の花(残念ながら知っているはずの名前がどこかに飛んで行ってしまいました)かわいい花もあでやかに、でもちょっと恨めしそうに “ねえ、名前思い出してよ”と、その清楚な花を見せびらかしています。
家の下を流れる仙川は、そこにあった東宝撮影所が両岸に桜を植え今盛りでしょう。お隣の奥様が「今日は撮影所が特殊なライティングをしてとてもきれいな特別な日だからお花見に行きましょう」と車椅子のサービスを申し出てくださいました。本当に成城の方たちはご親切です。

今、ピアノは今度のCD録音のためにラハマニノフのプレリュード「鐘」を弾いていますがまたまたラハマニノフの音の使い方にいろいろの面白い発見があり、日々その天才ぶりを楽しんでいます。その詳細はまた今度に…。

明日(4月1日)、NHK ラジオ  夜11時30分「眠れない貴女へ」
私のおしゃべりは12時頃(24時)から20分だそうです。
眠くなかったら聴いてください。

NHK らじる★らじる

室井 摩耶子

2018-02-04

河出書房新社から新刊
『毎日、続ける:97歳現役ピアニストの心豊かに暮らす習慣』
が 2月27日(火)に発売されます。




~続けた先には、幸せが待っています。~
現役最高齢ピアニスト、室井が毎日続けてきた、
自分らしくいきいきと過ごすための38の工夫を紹介。

176頁 1,080円(税込)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026527/




こうやって自分の生活を改めて振り返ってみると
「まぁなんて色々なことが複雑に重なり合っていることよ」と思います。
これも長生きのコツだったのかなと97歳の生涯を見つめ直している此の頃です。
お読みいただけたら嬉しいことでございます。

室井 摩耶子

2018-02-03

さむい!さむい!
東京も大雪に見舞われました。
前に大雪が降った時に北海道の友達に電話で電車が止まったと申しましたら「東京ってそんな程度の雪で交通機関がだめになるなんて弱虫ね」とからかわれました。でも今度積雪23センチでも電車は止まりませんでした。それに「雪景色」だけはたっぷり楽しみました。でも後が大変で足の具合が思わしくない私など、ただうちの中に座って「私の背丈の3倍」等というテレビ画像を見ているだけです。
その昔 雪合戦などをしながら「どの達磨が1番大きい?」などと4人も5人もかかって雪玉を転がして喜んでいたのを思い起こします。でもこの頃は雪だるまの目の炭など見つけようもなく、もちろん道の端に立っているだるまさん風景もなくちょっと淋しい思いにとらわれるのは私が年を取ったせいでしょうか?

ようやく体調も少し整いピアノの前に座る時間もとれるようになってまいりました。ラフマニノフの前奏曲3番の「鐘」に夢中になっていますが ラフマニノフという音楽家を改めて見直しています。そのうちCDに録音するつもりでおりますのでお聴きいただけたら本当に嬉しいことでございます。

室井 摩耶子

2017-12-23


12月17日 神戸大学発達科学部 学術Weeks2017のシンポジウム”ピアノに生きる 室井摩耶子”の題のもとに、参加させていただきとても楽しい時を過ごして参りました。
今年3月の骨折後、なかなか体調が戻らずそこに不整脈などを起こし相変わらず手押し車や車椅子などにたよる動きで、鬱々とした6か月を過ごしていただけに音楽をする方々とお話をしてピアノを聴いていただけるチャンスは嬉しいことでした。もちろん「ピアノを弾く」以上、私はピアニストですから「あの天才たちがみんなに伝えてヨ」と私たちに預けた音の詩を疎かにするわけには参りません。音から音へピアノが物語る詩が聴いている方たちの心の共鳴を引き起こし燃え上がらせるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。私はまだ若いころピアニストとしてデビューしたころ、私の音楽には何か欠けているものがあると悩み抜いていたころ そしてヨーロッパで「音楽とは音で書いた詩であり、小説であり、戯曲である。それは音のエネルギーを扱いながら次から次へと進んでいっている」という原理をつかまえて人間と共に進んできたのだとその過ぎ越し方のプロセスを振り返りながら積み重ねてきたと思う日々をどれほどありがたく進んできたことでしょう。
室井摩耶子

写真:坂東 肇 教授 と 私

2017-11-18

T.V.がしきりに冬が来たとわめいています。でも私は体調が完璧でなくお医者様も「99%は良いがあと1%は危ない、1人で歩いてはいけません」と1人外出は許してくれなくて自分で怒っています。でも12月半ばは神戸までおしゃべりとピアノを弾きに出かけます。家に居たって神戸に居たって同じじゃないかと自分では思っていますが周りの方たちは気を付けていっていらっしゃいと仰ってくださいます。でも音楽の話ができるのはうれしいことです。
”マヤコのピアノよ しっかりしろ!!”というところです。
ご声援ください。
室井摩耶子

2017-10-07

漸く秋がやってきたようです。
もうちょっと前は…と言っても90代になってのことですが…
季節の移り変わりを喜んでいましたが、この頃は気温の変化にばかり神経がいって、季節の楽しみなど どこかに吹っ飛ばしています。朝カーテンを開けるとガラス窓に大きな雨粒が…毎日を「ああ、いやだ、うっとうしい!!」などと考えているなんて嫌な毎日ですね。
「あなたにはピアノがあるじゃない!」
そう そう そうでした。
マヤコ しっかり!!!

2017-09-23

年取ってから人間はいろいろのことを知るものだ。
私は今人間が歩くということに視線を向けている。人が歩くなど何でもないことで別に何の思考もいらない仕事だが、この3月に転んで以来(念のため私は96歳である)大腿部骨折そしてリハビリで半年になろうとする今も、まだ1人で外を歩く許可が下りていない。1人では手押し車でも危ないということだが、なるほど歩くと何となく不安であり自分の中では“大丈夫”と言いつつも1人歩きはしていない。
2か月以上にも及ぶリハビリ病院で私は人間が歩くということに何と複雑な機構が含まれていることだろうとつくづく思ったものだった。
脚を1っ歩踏み出すにしても、まずバランスをとって立てなければならない。姿勢、目線、背中の筋肉、腰のバランス、そして体重のかけ方、足のもろもろの筋肉の働き、それをつかさどる脳の働き等々“え?お前もか?”というほどの揚句、漸く“立てる“のである。
私は手押し車をのろのろと押しながら、スタスタと歩く人たちの足元を眺めていた。
脚の筋肉1つを動かすためにどれほど数多くの複雑なストレッチが用意されていたことだろう。

室井摩耶子

2017-09-02

昨日 NHKで『90歳。クラシック女子 ~昭和・平成わたしの音楽道~』のためにピアノのソロと千住真理子さんとモーツァルトのソナタを弾いて録音してきました。モーツァルトは素敵な曲ですよ。弾き終わった途端に2人で顔を見合わせて「ホントにうっとりするね~」と言い合いました。放送は9月18日 21:00~22:45(FM)です。聴いてくださいね。そのうち、それらの曲でCDを作るつもりです。
室井 摩耶子

2017-08-05

不順な気候が続いています。
私も体調が思わしくなく言うなれば思考能力ゼロと云った日が続いております。
普段は風邪などとはお親しくなかったのに
ここ3週間ばかり(いわゆる夏風邪)にとっつかれて咳が続いています。
9月には日テレの放映、NHKと続いているので
風邪なんてひいていられない。。。
次の時には何とかうまくいきましたとご報告したいものです。
室井 摩耶子

2017-07-15

なんとお暑い日が続いていることでしょう。
すっかりご無沙汰してしまいました。
私自身は "脚は大丈夫" なんて思っているのですが(確かに もう脚で歩いている)そのトンシャントンシャンのスロモーが気に喰わずイライラしています。
周りの方たちは早い治りに、凄いじゃないと言っていただいています。(5か月経ちました)
でもこの間いらしてくださった方に、月光の第一楽章をお聞かせして「曲の素晴らしさに鳥肌が立った」などとお褒めいただき、やっぱり音楽っていいななどとピアノを眺めています。
体力は確かに大分ついてきましたので、今後もよろしくご声援のほどお願い申し上げます。

室井摩耶子

2017-06-14

3月1日に脚をひっかけ大腿骨骨折を致し、5月初めまでリハビリ病院に閉じ込められました。退院してやれやれと思っていましたら、その後2回程 不整脈で病院に運ばれ漸く6月に入って”我が家の生活”に戻りました。でも”普通の生活”に戻るには時間がかかりそうです。
病院ではこの年での回復にしては驚くほどと云われるのですが、とにかく早く早くと焦っております。
何しろ声と外見が若いので 良いのか悪いのかわかりません。

コメントをくださった方々へ…
病院に入っていたためお返事できず申し訳ありませんでした。

室井摩耶子

2017-01-21

昨年12月10日ハイドンの演奏会が終わり(おかげ様で大変好評でございました)その後 体調を崩し、お年賀状その他、皆様には大変 御無礼をおかけしてしまいました。

11月以降 コメントを入れてくださった方々、お返事できずごめんなさい...。

もう元気です!

先日、CD発売に向けてコンサート演奏曲のほか、もう一曲 彼のソナタ Hob-49を録音。
Haydnって なかなか素晴らしい音楽家で、彼の音楽語の使い方は本当に天才という言葉以外には表現のしようがないと思います。
よく音のない休符など ”これは四分音符の間 黙っているの”と教わったことを思いおこすと、Haydnが天国からせせら笑いしそうな気がするほど彼の微妙な音楽語、本当に深い深い意味を持っています。どうして今までそれに気付かなかったのかと思います。それだけに”Haydnって素晴らしい音楽ですね 感激しました”などと言われると本当に天国にのぼらんばかりに嬉しくなります。
これから私にどんな物語を聴かせてくれるのでしょう。皆様とご一緒にその深い美しさに感激したいと思います。音楽家冥利に尽きる日々です。

室井 摩耶子


2016-11-17

テレビ出演のお知らせ

明日放送の「爆報!THEフライデー」 (TBS系列) へ出演します! ぜひご覧ください。

2016-11-12

いよいよ11月も12日で音楽会も1か月後にせまりました。
Haydon先生もいよいよ間近に迫ってホラ!ホラ!と彼の真打がキラキラみえてきます。
彼の音楽語のすごさは本当に並大抵ではなく低音が素知らぬ顔をして同じ形を、しかもpianissimoで何小節も続けているのにソプラノでは艶々しいうたを歌いあげているなどそのバランスが絶妙な味を作り上げているだけに、本当に一つの音もその存在を目から離すことはできません。
12月10日はそのHaydonの天才ぶりを皆様にお伝えしたいと思っています。
音楽って本当に面白い!!

室井摩耶子

2016-10-08

先日録音したNHKラジオ深夜便の放送が
10月13・20・27日の3夜、24時台に放送されます。
眠い目(耳)をこすりつつ聴いてください。

室井 摩耶子

2016-10-01

私はこの頃ピアノというのはなんと不思議な楽器だろうと思う場合が多くなりました。
音楽が人を陽気にさせたり悲しみに引きずり込んだりするのはわかります。またこの頃、私がよく唱えている音楽文法によって人の心理を緊張させたりゆったりさせたりするのもわかります。しかし音色というものがこんなにも必要と思い始めてから、人間の微妙な動きを出すことの不思議さに文字通り、どうしてこんな変化が出るのであろうと思い始めたのです。
Haydonは本当に天才でありますが、彼の楽譜を見ると楽譜に音楽語とも呼びたい確実な指示がなされているのです。同じ型の音型を使っていても、その次に行きたいときの最後の音には”いきたいョ”という意思表示の音色を使わねばならないし、サイゴは ”サヨナラ サヨナラ” と消えていく音色を使わねばなりません。
ピアニストは勿論その方法を知っていますが、キーをポンと押すだけの操作でその意志を持つ音色、つまり人間の微妙な心理の動きを聴かせるとは何なのだろうと思うのです。その微妙の差がつまり芸術なのだが、脳とそれを伝える筋肉、そして指先のタッチで出るものをピアノという楽器が引き受けて、その結果を ”よし来た” と一部の隙もなく(勿論そのピアニストが表現技術をしっかり持たねばらなないのですが)出してくるのです。
ピアノはあの大きな図体の中に木とフェルトで出来たハンマーと長く張られた鋼鉄の弦しかありません。どこにそんな微妙さを引き受けるものを持っているのでしょう。私はピアニストだから必死になってその作曲家の物語を辿るのですが、だから聴いてくださった方が ”素晴らしい  まるでピアノが話しかけてくれるようでした” などと仰ってくださると天にも昇るほどうれしいのであります。

室井摩耶子

2016-08-27

まるで梅雨の続きの様によく雨がふります。
そうかと思うと秋の始まりの様に台風が9号10号11号12号と庭の向こうが見えなくなるくらい驟雨が頻発 ”おおいどうなってる?” と言いたくなりますね。
人間界もおかしな殺人が頻発 ”おおいどうなってるの?” と世の中不安定ですね。
その中で私の12月10日のリサイタルのチラシが届き、私は今や気分一新その準備にHaydn先生との会話に夢中です。
Haydn先生の天才ぶりは本当に面白く、音楽会には是非いらしてくださいね。
ご一緒に楽しみましょう。

室井摩耶子


2016-08-13

すっかりご無沙汰いたしました。
その間、転んで後頭部をぶつけて2か月ほどおとなしくしていましたが もう平気です。
でも平気となったらテレビ朝日やNHKラジオ深夜便の録音やらそれに原稿やらでなんのかのと忙しく追われています。何しろピアニストはいつもピアノ演奏が入りますので、ピアノの練習が大変です。
毎日オリンピックのTVを観ていますが、あの人たちも欠かせない練習が大変だろうと金メダルよりそっちのほうへの思いで一緒にため息をついています。
でも体操って本当にきれいですね。

室井摩耶子

2016-05-21


お花が次々と咲いて今はニオイバンマツリという花が文字通り掴みつけた様に咲き、その花の色が白くなりすごい芳香をまき散らします。その後は紫陽花が「今度は私の番よ」と蕾の先が赤くなり次は百合が蕾をふくらましてますーーーつまり良い季節なのですね。
12月のハイドンの音楽会には私のハイドンもすばらしい花になる事を願っています。
室井 摩耶子

2016-04-27





お庭はもう本当に花ざかりです。
ウチのシンビジュウムがなんと11茎の花枝をつけて華々しく我が家の春を誇っています。又その横には少し大きめの黄色のシンビも7本の花茎!そしてその上を覆いかぶさる様にモッコウバラが眩しいばかりに「私の方がキレイでしょ」と咲いています。私は凡そ何にもしてやらないのに...
枯れたかと思った紫陽花が小さいつぼみを力一杯「こんどは私の出番よ」とひしめきあってると云う所です。本当は親孝行の花たち、私はピアノをそっちのけで「良い子、良い子」と時間があれば楽しんでいます。本当に良い季節です。

室井摩耶子





2016-01-30

2016年1月9日は皆様とハイドンの天才の輝きを楽しみ度く思っておりましたのに遺憾ながら体調をくずしてしまい、音楽会延期の破目に至りました。普段から割に元気な私は「やっぱり94才の体の生理ってこう云うものか」とロ惜しがっておりましたが、今後はこれも計算に入れてやって行くより仕方ないと云う所でしよう。でもお蔭様で体調ももとのリズムに戻り、ハイドン先生とのニコニコニコ時間も少しずつ増えて参りました。4月にはハイドンのCDを作り、12月にはそれらのライブで皆様とハイドンを楽しみたく心がけております。
室井摩耶子

2016-01-08

2016年1月9日(土) 午後2時より東京文化会館小ホールにて予定しておりました
「室井摩耶子トークコンサート」は、室井の体調不良により中止になりました。

公演を楽しみにしていたお客様にはご迷惑とご心配をおかけいたしますことを
心より深くお詫び申し上げます。

お買い求め頂いたチケットは、全額返金させていただきますので、
詳細は、ゼール音楽事務所TEL 03-3995-5221 にお願いいたします。

2015-12-05

もう12月5日になってしまいました。
音楽会(1月9日)も近いので今度皆さんにブログでお伝えするのは新年になりそうです。
どうぞお元気に良いお年をお迎え下さい。

室井 摩耶子



2015-11-28

2016年1月9日のハイドンの音楽会も近くなって参りました。ハイドン先生も機嫌が良かったり悪かったり、頑張らなくてはとドキドキしております。
先日はNHKの"あさイチ"で和太鼓の林英哲さんの演奏を拝見、その素晴しさにクラシックの心をしめつける様な手法…ゲネラルパウゼや長いディミヌエンド…底しれぬ沈静の世界への誘いこみなど、人間の心理の動きは同じものと驚嘆いたしました。

庭のアマリリスが今年は何と花茎を7本も出し私を喜ばせてくれました。

室井 摩耶子

2015-10-17

音楽って面白い。



1ヵ月程前“室井先生を囲むコンサート”が開かれました。
この演奏会は昔のお弟子さんたちが10人ほどで開いてくれるコンサートなのですが 私はこの演奏会をとても楽しみにしてます。というのは出演してくださる方たちがもういい歳でそれぞれが国立大学の教授だったり音楽家として一家を構えてコンクールの審査員であったりで、私は当日どんな音楽を聴かせてくれるかを客席にテンと座り込んでいるだけです。
ところが聴いていると、それぞれが結構上手に弾いてくれて、その人が今どんな境遇でどんなことを思いながらその音楽を奏でているか、それぞれの味を出す演奏をしてくれるのです。だから聴いていてその味の違いがとても面白いのです。聴いていてくださる方のおひとりが “わたしは音楽のことはよくわかりませんがとても面白くて席を立つ気がしませんでした” とおっしゃってくださいました。
音楽ってなんと面白いものでしょう。私は人間として生きる喜びのこういった経験をするたびに音楽家でよかったと心から思うのです。
室井摩耶子

2015-09-15


気候もだいぶ落ち着きましたし体調も落ち着きました。
アマリリスが頑張って咲いてます。

19日のコンサートまで あと4日になりました。
昔かわいかった皆さんが成長して、それぞれの音楽のお話を聞かせてくれるので...
この音楽会は楽しいそうです(笑)

頑張りましょう!

当日券もありますのでぜひ来てくださいね。

室井 摩耶子

2015-08-29

急に寒くなりました。なんだか気候が落ち着かないので気持ちも落ちつきません。
先週は女性自身・TBSの取材があり、あとショパンの連載の原稿に追われ、オロオロしているうちに九月に入りそうになってしまいました。
9月19日の“室井先生を囲む会”の音楽会も眼前に迫って、弾く曲も決めなければならず、ハイドンの23番の素敵な2楽章にしようかななどと考えています。
19日には皆様とお目にかかれるのは楽しみです。
室井摩耶子

2015-08-24

コンサートのご案内

9月19日に東京オペラシティにて、お弟子さん(元)による「室井摩耶子を囲む会」の音楽会がございます。ぜひ聴いてあげてください。
お目にかかるのを楽しみにしています。

チケットはゼール音楽事務所(TEL 03-3995-5221)、またはポスターに記載のチケットセンターでお求めください。

室井 摩耶子

2015-07-25

何という暑さでしょう。でも考えたら梅雨も明けたのだから仕方ないし、時には40℃にもなった事もある由、もしかしたらこの圧迫を感じさせる暑さがもっと圧し掛かってくるかもしれないと戦々恐々です。
でもピアノを弾く時はそんなことはそっちのけで”イヤー天才達ってのは何という人たちなのだろう”とひたすら彼らが展開してくれる風景に夢中になっているだけです。ああ音楽家でよかったと思うべきか、でもなんとなくそんなこと言ってもよいのかなって気もします。人間って勝手なものですね。

室井摩耶子

2015-07-04

今年の梅雨はいつ始まったのか何かグサグサしてる感じで季節感にはぴんときません。その中でびっくりする位 大きな黄色い百合がたった一本咲きましたので写真を撮りました。始終お花の写真ばかり撮りますのでお花好きで世話をよくする様に思われてしまいますが、実はお花の方で諦らめて勝手に咲いているという所です。シンビジユウムだって一株に八本も花枝をつけてーケ月間も私を楽しませてくれました。 ″愛い奴じゃ、よしよし”と御気嫌になっている私です。

室井摩耶子

2015-04-23

 2015年4月18日 皆様からのお花や贈り物に囲まれて第94回目の誕生日を迎えました。モッコウバラが全開になってお誕生日の記念撮影をしなさいとせっつくので漸くBlogに戻りました。年を取るとなんでもかんでもトロリトロリと遅くなって困ります。でもピアノと一緒で2015+一日からまたがんばりますからよろしくご声援をお願い申し上げます。ハイドンの音楽は2016年1月9日を目指して着々と歩を進めています。やればやるほどハイドンはなんという素晴らしい天才だろうと感激する日々です。

室井 摩耶子

2015-01-16

仲々お正月気分がぬけないうちに一月も16日になってしまいました。こんどの音楽会は2016年の1月9日に上野文化会館でやることになりました。この間の音楽会でハイドンの評判がよくこんどはハイドンというのは素晴しい音楽だと皆に知つてもらう様に、ハイドンの曲でプログラムを作りましょうという事になりました。これはピアニストとしては仲々むつかしいことなので少々あたまが痛いのですが頑張りますので應援して下さい。
室井摩耶子

2014-11-22

今は12月21日の音楽会に向けて準備中です。
ハイドンやべートーヴェンの素晴しい物語を堪能して下さい。

室井 摩耶子

「エリーゼのために」を弾いてみました。音楽のお話をお楽しみ下さい。

音楽というものはただ音が並んでいるだけでなくて音がお話しをしてくれているのです。
最初の録音と二番目を聴き比べてみて下さい。違うでしょう。


 
室井 摩耶子


 

2014-09-20


12月21日のパンフレットが私の机の上に山積みになって私を脅迫します (*´ω`) キャー...。
でも今度は12月まで元気にがんばってやりますからご期待ください!

さて、ハイドンは私としては今私の興味をいちばん惹く作曲家です。
”何故? 何故? えっ? こんなぁ?” という広い未知の領分を次々と見せてくれるんです。
音楽って本当に面白い!!

室井摩耶子

 

 



 

2014-07-19

前回の続き…

ふとふり返ってみると、25年前と今では、社会がもう全然違っているのです。日常の在り様も、パソコン、スマホ等とテンポも速くなっているし、すべて超便利になつています。毎日のことで自分では身に泌みて感じなくても当然この社会にかこまれて、我々の生活感情も変って来ている筈でしよう。
さて今 私のやっている"音楽"とは、今生きている我々の感情の"感情そのもの"に根附いているもので、そうだとすると私が今まである理想を掲げて必死に追い求めていたものが、それで良いのだろうか?とふと思ってしまうのです。価値観の変遷!!!にどう対処するの?など恐ろしい命題が浮び上ってくるのです。
既に1932年 E.Fischerが書いた本に「失われた故郷への憧れ」等と云っているし、創造的力量は我々を永久な世界にもって行ってくれるだろうなどと云っているのです。
私は作曲界に12音音階作法が出て来たころ、Kempffが「ああ云ったものは間もなく消えさるだろう」等と云っているのを聞いたことがあります。がそれは長い目でみればふとした出来事でなく、長い発展の展史の一コマにはめこまれたものだったのでありましょう。
そして皆、人の魂の永遠に光る星を求めて苦闘していると云うことなのであります。
私はやっぱりハイドンやベートーヴェンの計りしれぬ天才の翼のはばたきを追いつつ、今生きている人達にその美しさを送る使命をおびているという事でしよう。その使える魂の"深さ" "美しさ"は、私達に本当に生きている歓びを与えてくれるんですもの。

室井摩耶子

2014-07-11

この間、何かの本を探していたら紀伊國屋の包み紙でカバーされた「ピアニストの思考」(福田達夫著)という本をみつけました。昔私は包装紙で本のカバーを作ってました。成程(1989年11月20日第一刷)とありましたから、恐らく出版された直後に手に入れたものでしよう。 開いてみると、仲々面白そうなタイトルが並んでいたので目を通してみました。すると中に書かれた内容が丁度私がもっている思考方向とよく似ているし出てくる問題提起をしている音楽家達がシエナーベルだのランドフスカ、エドウィン・フイッシヤー等となつかしい名手の名前がずらっと並び、興味津々でよみふけってしまいました。それは昔の事(25年前に書かれたもの)を思い出して懐かしむというのではなく、今の考えとして私の中で生々としている事が多くあるので一寸びつくりしています。
私は今でも“ステージ上のピアニスト”と云う地盤の上に生活のベースを置いていますので一日一日が全く音楽の中で生活しています。音楽が私の中で息づいていると云っても良いでしょう。そう云うことでこの名手達の名前も“昔のエライ人”の世界に存在するよりは今の私の中でその音楽に囲まれて息をしていると云った方が正しそうです。

つづきは今度お話しします。

室井摩耶子

2014-06-28

新らしいペンが来ました。
又頭痛のたねが増えそう。でも手描きはお得意の方なので何とかいくでしょう。
次のブログをおたのしみに…
庭の百合も驚く程 大きく咲きました。
又 太陽のもとでうつします。 みて下さいね。
室井摩耶子

2014-06-07

タブレット



案の定、毎度々々「何で何も出て来ないの? 何で思うものが出て来ないの?」と怒っています。 昔だったら(って云ったってうん十年前ですが)新らしい事が嬉しくて  すぐにマスターしてしまったでしょうに一。
バスの中で指を差しのべてスルスルとやっている人達をみると…イイナァなんて若さにもうー度憧れ直しておりします。でもそんな事を云っていると 常々年をとるという事は素晴らしいと云っている事が空しくなるので今日は頑張って、二ユータブレットを使つてブログを更新してます。出来たらバンザーイです。

室井摩耶子

2014-05-31

昨日久しぶりに音楽会へいきました。
津田ホールでしたがホールの入口までTaxiが横付けになったので一寸びっくりしました。
ピアノはプレトニヨフで自分のことは棚に上げて随分年をとられたなぁと思いました。でも達者なピアニストです。久しぶりの外出でしたのでさすがに疲れました。これから少し出て歩こうと思います。
話はとびますが、ウチにタブレットPCがきました。仲良くするには又一寸時間がかかりそうです。

室井摩耶子

2014-04-29

93歳になって(2014.4.18)記念の写真を撮りました。
家の庭でモッコウバラの壁を背景にです。
少しシワがあって残念ですが60代にみえるとオセジを言ってくださる方がいるので調子に乗って採用! モッコウバラの花ってすごいですね。









そしてもう一つの写真は何でしょう?
 
不採用のネギ坊主!!!
薬味として使わなかったネギ坊主が
買う時 気を付けろよ と怒っています。
そして裏庭で無聊をかこってます。


さてもうひと踏ん張り。
ベートーヴェンやシューベルトの優しさ、美しさに付き合わなければと思って頑張っています。また聴いてくださいね。

室井摩耶子

2014-04-12

このところまた取材に忙殺されています。
でもこの間専門の料理の方が来て作ってくださったお料理が美味しくて美味しくて... こんな取材なら毎日で大歓迎です。そんなことを言っていたら私の背後にいる大作曲家たちが怒るでしょうね。日本テレビは来月あたり放映されるでしょうからみてくださいね。

始終楽譜どおりの音を出すのと音楽は違う、と音の響きを弾き比べて録音してますがいかがでしょう?
この間、大変に感激してくださった方が「今まで聞いていた音楽は角があったけれども、あなたの音楽は優しく心の中に沁みこみ音楽への考え方が変わりました」といわれて天にも昇るほどうれしく思いました。

室井 摩耶子

2014-03-29

新しいパソコンが来ました。
パソコンで撮った写真を見ていたらお正月のお料理が出てきました。
なかなか美味しそうです。
でも もう季節は3月の終わり。
桜と椿とドウダンツツジのお花が一斉に咲いて"良い季節ですよ"とピアノの部屋に座っている私を楽しませてくれます。
実は一か月も前の話ですが 2月25日はハイドンのピアノ・ソナタ ハ長調Hob.XVI/50 とワルドシュタインのCD録音に臨みました。後はトークの部分の原稿作りとその録音が残っています。CDでは皆様とお目にかかれませんがお話しできるのがうれしゅうございます。
ハイドンは日本では子供の弾くあまり面白くない曲になっています。
楽譜を睨んで音に出してみるとどうしてこんなにピアノが種々の感情をお話ししてくれるのかと彼の天才ぶりと音楽の不思議さと面白さに、弾いても弾いても奥深く限りありません。
色々な感情が音として出てくるのです。それを少し説明してみますと、作曲家と演奏家の間には楽譜という一枚の紙しかありません。もちろんそれは数々の約束事によって書かれているのですが残念ながら音ではありません。それを演奏家が音として立ち上げたとき音楽が始まるのです。指と頭と人間の心理とが連動して素晴らしい音楽を聴衆の方に届け、聴いた人はその組み合わせによって感動するわけです。私はピアニストとしていつも人間の心理と動く指の筋肉の密接な働きに(もちろん聴覚その他の連動によってですが)音楽ってすごいものだと思います。
ハイドンは文字通り天才でその符号の不思議を次から次へと展開していくのです。音の
ない休符でも その前の響きの離し方ひとつで、中を流れる音楽は違ってくるのです。
その度に人間のやることってなんと素晴らしい!!と圧倒されています。
その音楽の素晴らしさをぜひ聴きに来てくださいね。
室井 摩耶子

2014-01-25

漸く1月18日に「室井摩耶子を囲む会」の音楽会が終わりました。 12月15日の音楽会をキャンセルしたために多数の方々にご迷惑やらご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
寄る年波とはよく申しますが音楽のよろこびに浸っているうちに いつの間にか忍び寄って悪さをしてくれるので怒っています。
この間の音楽会は思いもかけずモンゴルの大使もお見えくださってご一緒くださったモンゴル一のアーティストとおっしゃる方も私のハイドンのソナタの演奏が終わるや否や立ち上がって大拍手をしてくださり私も大感激いたしました。

この音楽会は私が若かりしころにお教えした方たちが もうおじさまやおばさまになり座席で聴いていますと それぞれが自分の人生をベースにとっても個性的な音楽を聴かせてくれて大変面白く私はうれしゅうございました。
90歳にならないとこういう教育の結果を体験することはありえないので また私の頭陀袋の内容物が増えたということです。

室井 摩耶子

2014-01-08

正月の七草もすぎ、暦が大寒と云った途端に急に寒さも厳しくなりました。 暦というものは時々不思議に気候をぴったり当てて 時々どうしてなんだろうなどと思ってしまいます。

私のハイドンも此の頃ご機嫌がよく、ハイドンってどうしてこんなに小さなフレーズでもドラマを書き込めるのかしらと彼の天才ぶりに改めて感激をしています。

昔って偉い人がいたんだね と、この間もお友達と話したのですが現代人の我々としては100%納得したくないのだがなぁ...などと ちょっとうれしいお正月には納得しがたい台詞を呟いています。
でも そう思われませんか?

室井 摩耶子

2013-12-28

だいぶ体調もよくなりました。
1月18日(土)13時30分より お弟子さんたちの「室井 摩耶子を囲むコンサート」が東京オペラシティ リサイタルホールで行われます。

私はここで12月15日に弾けなかったハイドンの第50番のソナタを弾きます。ハイドンは私の好きな作曲家なので とても嬉しく今度は弾き過ぎ(練習のし過ぎ)などをしないようにピアノを弾く時間をケチっています。でもハイドンさん怒らないでしょうね。

室井 摩耶子

2013-12-19

いつも元気印の私も流石に齢の神様にはアタックされ 楽しみにしていた12月15日の演奏会を中止という状態に追い込まれてしまいました。

皆様には多大なご迷惑をおかけしました。
申し訳ありませんでした。

すっかりショゲこんでおります。

でも おかげさまで体調も戻り、又ピアノとの日々を過ごしております。来年は今までどおりピアノと仲良しの刻を過ごせると思っております。2月にはこの音楽会のプログラムをCD録音を致しますのでぜひ聴いてください。

室井 摩耶子

2013-12-14

お知らせ

12月15日、東京文化会館小ホールにて予定しておりましたトークコンサートは
体調不良により中止することに致しました。

2013-10-28

ピアニストの寝言

折角10月25日には豊田で弾こうとはりきっていたハイドンのソナタが、台風で音楽会キャンセルとなりお蔵入りになってしまいました。
ハイドンのピアノソナタというと、日本ではソナチネの教材にもっぱら使われていたため子供の弾くつまらない曲の範ちゅうに入ってしまいました。ところがハイドンというのは言うなれば凄い天才で、その曲曲にじつにおもしろいドラマが盛り込まれているのです。例えばある音がフツッと短調のキャラクターを響かせるかと思うと、その音がパッとあかるい長調の世界をひらめかすとか、どうしてこんな1つの音に魔法のような感情をきらめかすことができるのだろうと思わせられます。やればやるほど音楽の不可思議さ、面白さを展開してくれるのです。
音楽とは文字通り音を体感できる音楽会場でその最高の歓びが得られるのですから豊田の会場でご一緒にそれを楽しむのを心待ちにしていただけに本当に残念でした。そのせいか夜中にふっとハイドンの1節などが浮かんできます。
でも12月15日には上野の文化会館でもう1度弾くチャンスがあります。それまでに又ハイドンの心根にもっと近づくべく楽譜と音に大奮闘してみましょう。
〝ハイドンさん此方向いてニコニコしてね〟等と夜中に呟いています。
室井摩耶子

2013-10-05

3日ほど前にシロスジアマリリスが勝手に鉢を壊すほど成長して花が咲きました。 私が何もかまってやらなかったのに見事な家族です。

私は体調を崩したり 又元気にピアノを弾いたりで秋のシーズンを迎えました。10月16日にまず第一発。

それが済んだら12月15日の音楽会まで詰ってます。

ブログも次は12月になるか(怠け者!!)と思います。
お忘れなく。



室井 摩耶子

2013-08-07

カレンダーを見ると もう8月です。
日が経つのは早いもので... などと 所謂世の中の常套語を使うのはキライなへそ曲がりですが...やはりカレンダーを見るとため息をついてしまいます。
というのは目下取り組み中のベートーヴェンの第21番ピアノソナタ第二楽章ーイントロダクションに引っかかってしまっているからです。なるほど序奏には間違いないのですが中に書かれた何かを表現しようとすれば序奏でなくなってしまいます。
ピアニッシモも何か中に隠されたような響きー つまり、ピアノの打楽器的な特徴は使えない響きー が要求されます。
なのに何を呟いているのかははっきりと聞こえなくてはならない。その景色を描き出すのに時間ばかり過ぎていくというわけです。
でも もう少ししたら 天にも昇らんばかりの嬉しいお便りをさし上げられることでしょう。

室井摩耶子

(写真は92歳を隠そうとメイクさんと頑張っているところです)

2013-07-31

5月以降 転んだり体調を崩したり その間 音楽会があったりでブログもすっかりご無沙汰していました。漸く体調も整い7月11日の演奏会も終えて 夏らしき風景になってきたら今度は猛暑の到来!!皆様お元気でいらっしゃいますか?「徹子の部屋」「ガチャガチャV6」の放送後、沢山のコメントを頂きありがとうございました!
明日から8月ですが これから12月15日のハイドンとベートーヴェンに向けて猛ダッシュの始まりです。ベートーヴェンは作品53のヴァルド シュタイン ソナタ正に中期の油ののった頃の作品です。作曲家の中期の作品は人間の経過と同じで力に満ちていて演奏する側も生き生きとしたエネルギーが要求されます。それだけにこれから12月までにどのような展開が待っているか一寸楽しみです。

またブログ書きます!
読んでください。
室井摩耶子

2013-05-01

徹子の部屋



先日のブログのあと 2日経ったら徹子さんとの写真が届きました。
結構 嬉しそうな顔をしています。(写真は収録後にパシャリ)

放送日が 2013年5月22日(水)に決まりました。
(2013/5/11更新)


室井 摩耶子

2013-04-24


モッコウバラが文字どおり花の壁をつくりました。

その間 4月16日には「徹子の部屋」の収録があり、何と35年ぶりの出演となり「まあなつかしい」だの「35年ぶりナンテ・・・」と久闊を叙しました。放映はまだ先ですがわかり次第お知らせします。
18日(私の誕生日)には小学館が出版記念会を開いてくださってお部屋に花がいっぱいになりました。その他 AERAで朝食のあり方とかTBSのガチャガチャV6とかで取材がありましたが、何しろ「取材!!何日の何時!!」なんて厳しいのですが(昨日も週刊女性の取材がありました) いざ「何日に見られるの?」には中々明確な返事がなく、よく「貴女のテレビみましたよ」なんて知人から教えてもらったりします。4月17日号の〝女性セブン〟や〝音楽現代5月号〟に紹介記事が載ったそうで今日も〝サンデー毎日〟に記事が載ってるというので本屋さんに電話で注文という状態でテンヤワンヤの毎日です。Amazonの音楽・クラシック部門では第1位とか(一時的に...)。
肉食人種長寿族も「え?誰のこと?」なんていいながら「わたしはピアニストよ」と一生懸命ハイドンやベートーヴェンに夢中になってる日々です。本当に彼らの天才ぶりに触れれば触れるほど人間はなんと素晴らしいことができるのだろうと感嘆いたしております。音楽は作る人と演奏する人と聴く人とで出来上がっているわけです。その素晴らしさを伝える立場にいる私はその使命を全うできるために大いにがんばるつもりです。

室井摩耶子

2013-04-13

いつの間にか4月半ばになってしまいました。
その間 私の本が2冊出版されました。

○ 「明日をもっと素敵にする心の持ち方」マガジン・ハウス
ブログの更新をサボっていた間にコメントを下さった方々ありがとうございました。(もう読んで頂けましたか?)

○「わがままだっていいじゃない」小学館

私が話をしましたことをライターの方が書いてくださったのですが さすが専門家の方々。とても良くまとめてくださって感謝しています。

庭ではドイツアイリスが花を咲かせ、シンビジウムは太太とした花芽が背伸びをし、百合が〝もうじき我が世の春〟と力強い枝を空に差しのべています。でも空気はまだ冷たくて人間にはなかなか初夏の心地よさを持ってきてはくれません。

私はようやく体調もよくなり、ピアノとの会話を楽しめる
ようになりました。あと4日程で92歳になりますが 長寿の現役ピアニストというので この所 テレビや何かで取材に追われています。長寿はご先祖様が私に与えてくださったもので そのためには何も努力をしていない私としては感謝のみです。だって今まで ピアノが弾けて そのためにこれだけのエネルギーを注ぎ込むことができ 発見をしながら音楽の真髄に迫ることを許されているんですもの。
本当に神様からの頂き物としか言えません。

パソコンの置いてある部屋の窓からモッコウバラが花の壁のように咲いています。
ピアノもこの花のように咲き乱れてくれたら良いと思います。

室井摩耶子

2013-03-08

ピアノに戻ってきました


漸く春らしくなりホッとしています。
その間 出版されました本が好評のようで色々とお手紙を頂きました。
ありがとうございます。

体調も良くなり 安定してピアノに向かっています。
目下 ハイドンに夢中ですがハイドンという作曲家はなかなか面白く 認識を改めています。特に第2楽章(つまりゆっくりした楽章です)は予想以外の展開を持ち 短い一節に思いもかけぬ想いがこめられております。
ベートーヴェンやモーツァルトではおっとりとある色彩に塗りこめられております。でもハイドンでは何とたくさんの場面が次から次へと出てくることでありましょう。
その変化の多彩さを見ていると「あっ こんな台詞回しもあったのか」とか「こんなことで後どうなるのか」と思っていると、見事に大きな場面に解決していってしまうなどハイドンの思いもかけぬ程の天才ぶりに感嘆しています。

今後 何が出てくるか興味津々です。


また お便りします!

室井摩耶子



2013-02-26

転び方に注意?

随分長い間 ご無沙汰してしまいました。

その間 二度程転び 一度は頭を打ったと碑文谷の脳外科まで救急車で連れて行かれ一騒動になりました。マネージャーのところには救急車から電話が入って飛び上がったそうです。

検査の結果、なんでもなくて私自身は「摩耶子 何も無かったから何も変化ない」と言い聞かせているのですが おかしなことに体自身が「いや 危ないよ」と歩くことに自信をなくしてオタオタとしている始末で6週間程 病気状態を過ごしました。

その間、音楽会があり一週間程は夜12時くらいまでピアノを弾く非常態勢があり 全く参ってしまいました。これも年のせいとは思いたくないので 反乱を起こした身体に対して怒っているのですが サテサテ?!?!

2月14日には私の本が 「明日をもっと素敵にする心の持ち方」という題でマガジンハウスから出版されました。結構派手な本です。読んでみてください。
私は私のいろんなことがわかってしまって恥ずかしいなんて思っていますが...。

細かくは また来週…。
室井摩耶子

2012-12-26

音楽会(12月1日)が済みましてホッとしていたらいつの間にか今年はもう1週間足らずになってしまいました。
7月には賞を頂いたり久しぶりにハイドンに取り組んだり数多くのテレビ出演など中々多彩な年でありました。井上道義氏と弾いたシューベルトの幻想曲など連弾というものを舞台上で弾いた経験が無かっただけに時々「え?私の弾いている所オクターブ高すぎるの?」等とトンチンカンな間違いなどが出現しました。80年来持っていた真ん中のドをベースにという固定概念が実は怪しげなものだったり?!?!

久しぶりのベートーヴェンのピアノ・ソナタ〝田園〟では思いもよらぬ彼の人間的な優しみを見せてくれました。またハイドンでは全く構成的で満ち溢れたドラマの内容にビックリしたりしましたが私も自分の年齢の変化に面白い想いに満ちた年だったと言いたくなります。
来年に何が現れるかと楽しみです。
又新しいものを皆様にお聞かせすることができたら嬉しいですね。中々着々とは参りませんが頑張るつもりです。

室井摩耶子

2012-10-30

すっかりご無沙汰してしまいました。

その間 NHKのTV、フジTV(10月31日「知りたがり!」 15時頃 放送予定)、高田純次の年金生活etc...の取材、来年の春に出版予定の書籍2冊の準備などで追いまくられて、肝心のピアノさえ始終ご無沙汰の状態でした。
アサ10時からヨル7時までと文字通りハード・スケジュールで、on airが15分くらいのときなど、あの膨大なfilmはどこに行っちゃったの?と、TVの世界の時計って本当に想像外だと思ったものでした。でも、そうやって色々な方とお話していると、昔のことどもが思い出されて、結構面白い経験も致しました。

高田純次氏、私が「ピアノってこう弾くの」などと説明すると「あ、判った! 僕だって、もうピアノが弾けるよ」と訳知り顔をなさいました。私は「そう、そう、ピアノなんて易しいですよネ」と怪しげな相槌を打ったりしました。後でマネージャーから「いい加減なことをいいなさんな」と怒られましたが・・・・

でも11月に入ったら一切の取材をお断りして11月26日 石川県立音楽堂でのコンサートと12月1日のトークコンサートのために脇目もふらずピアノとの格闘です。12月の演奏会は切符完売ですが、来年2月13日には紀尾井ホールで12時からランチコンサートで〝ピアノは語る〟をテーマにベートーヴェンの月光などを弾いております。(切符は紀尾井ホールチケットセンターへお申し込みください)

よかったら ぜひ聴きにきてください。

室井摩耶子

2012-09-09

9月11日 フジテレビ での放映は延期になりました。
10月31日 フジテレビ系 「知りたがり!」で 15時頃 放送される予定です。

2012-09-07

ビックリです!

すっかりご無沙汰いたしました。ちょっと体調を崩していました。
お腹をこわしたのですが治った途端、お得意のお肉への食欲を抑えがたく モリモリ食べました。
そうしたら断食でフラフラしていた足腰が途端にしゃんとして、階段の昇り降りがトントントンとリズミカルになりました。お肉の効果ステキです!!

この所 取材続きで、驚きの極致で来る9月11日 フジテレビ ノンストップ!(9:55~11:30) と 9月12日 NHK いっと6けん(11:05~11:54) で放映されることになりました。詳しいことは放映の後で 皆さんからのコメントを交えてお話しすることになるでしょう。


花は7月の半ばに撮ったものです。(私の作品)
一番下の写真は...? 紫陽花です。




2012-07-27

7月16日には受賞のお祝いの会が開かれました。
50人もの方がお集まりくださり 本当に和やかな楽しい会となりました。何しろ私が90歳という年なので、お集まりくださった方も60歳、70歳、80歳という方たちで文字通りお年にかかわらず...と感激もひとしおでした。
ありがとうございました。
室井 摩耶子

授賞式では三村会長よりトロフィと賞状をそれに選考委員の富永壮彦氏より推薦の辞まで頂きました。ピアニストである私は記念にモーツァルトのアダージオ(KV.540)を演奏させていただきましたが、このモーツァルトらしからぬ たった7分の短い演奏も 皆様から忘れ得ぬ演奏と言われ とてもうれしいことでした。90歳まで音楽と真摯に付き合ってきた賜物と自分の人生を深い感謝と共に振り返っております。


室井 摩耶子

2012-07-21

何かかにかと忙しくてブログもすっかりご無沙汰いたしました。最大は新日鉄からの音楽特別賞授与式(7月9日)でした。紀尾井ホールいっぱいのお客様で三村明夫会長より賞状とトロフィーをいただきました。
ピアノと一緒の生活は本当に長い時間になってしまいました。
私を生み育ててくれた両親をはじめ、私の周りにいて私を愛で育んでくれた方たちのお陰とこの場を借りて皆様に感謝申し上げる次第でございます。

とりあえず写真だけご覧ください。

室井摩耶子






写真:三好英輔

2012-06-01

5月31日の出来事

5月31日 テレビ朝日のモーニングバード朝8時からの番組に取り上げられ色々面白い経験を致しました。取材は3日間にわたり 内心たった15分のためにこんなに沢山Filmをまわしてどうなるのかと思ったのでした。


でも考えてみるとアナウンサー2人とお客様3人で話がどう変わるかも分からない状態ですから どんなことが起きても対処できるために備えるって本当に大変なことですね。でもディレクターの方が実に見事に私のお喋りをまとめてくださって とても良い内容に出来上がっていました。
3日間のうち2日はディレクターの方がメモを取りながらカメラを肩に担いでアングルを決め 撮っていく一人大活躍で本当に感心してしまいました。

最後に「経験は何でも私の頭陀袋に入れて そこで見事に発酵したお酒が本当に貴重品です」と申し上げたのですが、お客様の間で「えっ?頭陀袋ってなぁに?」との声が上がって、わが年の功にギョッとしてしまいました。昔 托鉢(これも死語かな?)の坊さんが貰ったものをめちゃめちゃに突っ込んだ袋をそう呼んだのですが、これはもう死語のようでした。自分では歳のことなど考えていないのですが10歳のころから新聞を読み、頭の中に刷り込まれたものは強靭なのですね。でも音楽は私の中で日に日に新しい顔を覗かせてくれるのはうれしいことです。

しかしテレビの威力ってすごいですね。その日は私のマネジャーの電話が鳴りっぱなしで、なんと九州から青森からCDの注文があったそうです。彼は電話の応対とCDの発送で一日かかっちゃったと悲鳴を上げていました。12月1日のお祝いの演奏会にはぜひ本物を聴きにいらしてくださいね!



私はピアノで皆さんとお話できるのが嬉しくてたまらないのです。

室井摩耶子

2012-05-14

前便のブログを改めてみて・・・・・

なるほどアナウンサーという人たちは達者なものだと感心しました。でもせめてもう一寸見栄えを
良くする様にそれまでにもう少し練習しておきましょう。

10月6日はお弟子さんたちが お祝いの会をしてくださるそうです。井上道義氏も一役買ってくださるそうです。

私自身の「音楽を聴きたいって何なの?」のシリーズは12月1日津田ホールです。ベートーヴェンとシューベルトで致します。いずれ近づいたらまたお知らせしますがぜひいらしてください。

室井摩耶子

2012-02-03

今日は節分でした!

我が家でも鬼は 外!をやりましたが、夜になってしまったのですべて闇の中(写真参照)です。
今年は福を迎えてあまりご機嫌のよくない鬼「あっちへ行け!」というとこです。
とはいうものの、この写真は鬼を招いているようにも見えませんか?
鬼 あっちへ行け!

室井摩耶子

2012-01-11

2012の音楽初め


さむい日が続いています。一月九日の朝日カルチュアセンターは沢山の方たちが来てくださって、伊熊さんの司会が良くて話もとてもスムーズに進み〝音の不思議〟〝話をするピアノの音〟等と皆さん大いに納得してくださったようでした。また例によって「力をもらった」とか「もう1度音楽を見直す力が出てきました」だのと感想を頂き本当に私も嬉しいことでした。ピアノでだめな演奏と作曲家の音楽哲学が出ている演奏などと弾き比べてみるとその違いが際立って分かり聴いていらした方たちも〝納得! 納得!〟でした。音楽って本当に面白いものです。

2011-12-26

年が暮れました

もう2011年も数日になってしまいました。年をとると日が経つのが早くなるとよく言われることですが本当に90年もいつの間に経ってしまったかと思います。
でもその半面いろいろのことが見えてきたり分かってきたりの思いもかけぬ景色が回りに見えてくるのは面白いことです。
先日もふと懐かしくてベーとーヴェンの15番のピアノソナタ(田園)の楽譜を引っ張り出して弾いてみたのです。これは私が上野の入試のときとベルリンのヨーロッパでビューのときベートーヴェンの夕べのリサイタルで弾いた印象深い曲なのです。ところが見えてくる姿が違うのです。そしてベートーヴェンってなんて優しい人なのだろうと涙がこぼれそうになりました。
第2テーマの嬰ハ長調から延々と続く転調句の得もいわれぬ微妙な音の移りは心に染み入るようでした。勿論美しいのは分かっていましたがこの心の許容範囲が広くなったのでしょうか、それとも私の何でも収容頭陀袋がとてもよい発行をしたのでしょうか。本当に心の染み渡っていくような「人間の優しみ」はこの曲を弾く時はこの美しさを聴く方たちにどうしても伝えなくては・・・・・とこの曲の演奏を固く決心したのでした。その時はぜひ聴きにいらしてくださいね。来年の仕事は一月九日に朝日カルチュアセンターで井熊よし子さんとの対談で始まります。このときは月光の曲を弾くつもりです。あの第1楽章を弾くたびに本当に何という名曲だろうと思わせられます。ベートーヴェンて本当に凄い作曲家ですね!!!

2011-11-29

音楽会を終えて

先日 11月12日卆寿の音楽会が済んだなと思ったら、もう二週間も経ってしまいました。演奏会の前(10月18日)不覚にもお腹をこわし 約10日間ひっくり返って寝てしまいましたので音楽会までは、まるで綱渡りをしているようで毎日〝もう音楽会には弾けない〟と喚いていました。でも音楽会は皆さん感激してくださって〝聴いていて鳥肌が立った〟とまでおっしゃってくださるのには私のほうが逆に感激してしまいました。このところ漸く体調も元のように健康優良児に戻りピアノの前に座り12月11日の(お弟子さんが私の卆寿を祝ってくださる会)に弾くモーツァルトのAdagioを取り組んでいます。前に弾いたときとはまた違った貌が見えてきて〝モーツァルトさん、あなたは何を考えながらこのSubito pianoやSubito forteを書いているの?〟とか〝このテーマの出は何を言いたいの?〟とかクエスチョンと出てくる音とで楽しんでます。
私のかわいい生徒さんたち(といっても50歳にもなり、あちらやこちらの教授だったりコンクールの審査員だったりしますが)それぞれの考えを披露してくれる音楽会は楽しみです。私も負けないようにガンバラなくちゃ・・・!!!

室井摩耶子

撮影:木村佳代子

2011-09-08

9月10日のテレビ出演

もう明後日のことになりましたが、9月10日TBSテレビで2時から3時半の番組に出演します。題名は世界長寿超人グランプリという恐ろしいようなタイトルですが、私の出番は最後のほうだそうです。色々場面は撮ったのですがどんなことになっているか興味津々です。

漸く少し涼しくなって秋めいてきましたが、今年は地震・津波・台風と大変なことが続きました。何を天の神様はイカッテいるのでしょう。秋とともに少し静かになってほしいものです。でも私自身のことで言えば音楽会々々で曲の仕上げに十分な時間があるのかしらなんて、オロオロしてます。気候が落ち着けばピアノへの集中もできるようになるでしょう。
天の神様もゴキゲンを直してネ!!
室井摩耶子

2011-08-12

暑い、暑い



良くこんなに暑い日が続きます。お変わりなくいらっしゃいますか?
もう1月も前になってしまいましたが北海道網走に3日ほど遊びに行ってきました。女満別の飛行場を出ると温度計は36度を指しビックリしました。でも北海道特有の透き通るような空気で思わず深呼吸してしまいました。特に水の上は(写真)気持ちよく、その前にジャガイモ畑の中を迷子になって どうしよう? どうしよう? なんて(写真)オロオロしたことなんて忘れてしまいました。
でも東京に帰ってきたら蒸し暑さと、たまってた雑用に追われて東電さんには悪いのですが冷房をガンガンつけています。ピアノをひいていると、好きなことでストレスが無いから長生きするなんていわれて、ピアノを練習するって凄くエネルギーの要ることでストレスの固まりだァーなんて一人で喚いています。いやお暑いことで・・・・・
室井摩耶子 

2011-07-05

テレビのあとで

もう先月になりましたが6月28日テレビ朝日の「たけしの家庭医学のプログラム」にお手伝いさせて頂いて大変面白い経験をいたしました。もう見て下さった方もおありでしょうが、90歳になって猶ピアニストとして活躍してるとは驚きだという実験台になったというわけです。私としてはピアノを弾きつづけ、作曲家たちの尽きない素晴らしいその魅力に、ただただ惹きこまれ、今まで来たということなのです。音楽がその音の織物で作り上げていく凄さは知れば知るほど底深く、喜んでくださる方がいらっしゃればいらっしゃるほど足が抜けなくなりました。
テレビの後、メールやお電話を沢山いただきましたが、その中に「年をとったら肉は食べないほうが良いと聞かされていましたが室井さんのエネルギーにあやかってこれからは肉をどんどん食べることにしましょう」などとおっしゃる方もありエネルギーの元は肉食ということになりました。これは食肉協会から褒美がもらえるかしらなどと楽しみにしていますが(^。^)・・・・・・・
「とても力をいただきました」「私もがんばらなければ」とのお便りもたくさんいただきました。
でも私としては11月12日の卆寿の音楽会に弾くベーとーヴェンやシューマンの心の声に一寸ずつでも近づくべく渾身の力をかけた毎日が続くのみです。
皆様のご声援を背にがんばります。
室井摩耶子

2011-06-24

肉食人種長寿族ことピアニスト

先日 朝日放送 たけしの家庭の医学 から(例によって肉食人種長寿族の)取材を受けました。取材は長々とかかっていましたが、さて放映は何分でしょう?

放送は6月28日です。

室井摩耶子

節電!?!?

急に真夏日がやってきて参ってます。電力制限でガマンしていましたが 汗はタラタラ。とうとうガマン仕切れなくなって、冷房を付けたら「涼しいって なんて気持ちの良いこと!!!」と大感激です。
まあ人間って本当に身勝手なものですね。この間まで、こんな気候でのうのうと〝感謝もしないで〟暮らしていたのですもの。
でもピアノをひくことにも原稿を書くことにもぜんぜん集中できないのは大困り。電力会社には申し訳ないけれど冷房をつけさせていただきます。

原発の事件が起きたとき、私は電力事情について何にも知識が無いことを改めて思い、愕然としました。原発なしに世の中回っていけるの?いけないの?コタツの生活から離れてまだそんなに時間は経っていないのに・・・・・。
だから「原発反対」って大きな声で叫べないことにイライラオロオロしています。

室井摩耶子

2011-05-02

演奏会を延期しました

この頃どなたとお話してても東日本大震災のお話のみで「どうしてこんなに無気力なのでしょう」で終わります。本当に社会全体がすっかり沈潜してしまって「どこかに行こう」とか「何かをしよう」とかの気持ちに動かなくなってしまいました。
私もこんなときに音楽会をやっても音楽を楽しむ気持ちには到底なれないとマネージャーとも話し合って6月の演奏会は11月に延期と言うことに決めざるを得なくなりました。
90年生きてこんなに世の中じゅうが沈み込んでしまったことなどありませんでした。戦争の時だって東京大空襲にしろ原子爆弾投下にしろあのすべてが破壊しつくされた惨状の中でも私たちは生きようという心を持っていました。だからこの無気力状態(頭がどう思っても体は動かない)は本当に人間の不思議さをまざまざとみせつけられたようで、ただ流れの中をアップアップしているだけなのです。
確かにわたくしはシューベルトの最後のソナタを聞いてその中に音楽が人間に与えてくれる力があることを感じました。
神様がシューベルトという天才を通じて私たちに語りかけてくれるものは本当に凄いと思いました。
でも何はともあれやっぱり“元気を出しましょう”でしょうか。
室井摩耶子

2011-04-21

がんばりましょう

多分、どなたも同じと思うのですが身も心もここにあらずの1ヶ月あまりでした。その間数多くの方々がコメントをお寄せになったりいろいろの情報を教えてくださいました。始終部屋を揺さぶってくる地球の凄いエネルギーに呆気にとられながら今まで経験したことも無い次々の事柄が現れるのを見たり聴いたりしているわけですが、その度に人間対自然の凄まじさに度肝を抜かれてます。そして私たちの周りに立ち込める空気は私たちを〝普通の生活〟に戻してはくれません。私は会う人ごとに「これは何なのかしら?妖気?悪霊の吐く毒気?」と尋ねているのですが「本当にねぇ」というだけで、やっぱり返答のないまま時が過ぎていってしまいます。異常というのは平常というものが手前にあって初めて存在するものです。しかし今その平常というものが姿を隠してしまっているので、あの凄い津波のような異常な波になすすべも無く巻き込まれて押し流されていっているということでしょうか。でもわたしはピアノを弾くのに命をかけた人間ですから、やっぱり音楽で皆さんの生活を元に戻す力の一助になりたいと思っております。
がんばりましょう!!
室井摩耶子

2011-03-26

東日本大震災

あの悲惨な大災害があってからいつの間にか2週間という日が過ぎました。毎日朝から晩までテレビの前に座っていると、ものすごい災害だったのだなと心が痛みます。その上に原発の騒ぎが持ち上がって世の中一体どうなっちゃうのでしょう。
こうなると言葉というものは無力でその痛みの100分の1も表現してくれません。木片や窓枠や空箱やひしゃげた自動車やを抱え込んで黒い壁になって覆いかぶさってくる津波、その圧力、早さ、その凄いエネルギーはテレビの前に座り込んでいる私の背中をも一呑みしそうな迫力でした。でもその数ある映像を観ながら私は日本人て、なんて素晴らしいのだろうとひどく感激したのは、この災害ですべての秩序がメチャメチャに壊された中で、実に見事な行動をしていることでした。このあいだ起こったニュージーランドの地震のときは、直ちに災害地への立ち入り禁止で遺族すらバスの中に閉じ込められてしまいました。つまり他国では、すぐに起こるだろう略奪、暴動への懸念など日本では必要も無かったのです。警官や自衛隊は人を救出することに専念していました。
こうした非常時に意識していなかったことが突然目の前に突きつけられて、私は改めて日本人と言うものに大いなる誇りを持ちました。

後は神さま仏さまよろしくお願いいたします。
   室井摩耶子

2011-02-16

肉食人種のつぶやき

新しいピアノの部屋の3人掛けソファー(実は私のヒルネのため)がゴブランのすごく格式高い織物で覆われていて、誰かインタービュアーが来てくれないかしらなどと言っていたら、もう3回目のTBSテレビがカメラマンともども7人チームで現れてくれました。ソファーにそっと「よかったねー」などとつぶやき(いまの流行語)かけました。
放映は18日(金)の朝のハナマルマーケットだそうです。テーマは又例によって肉食人種長命族(!!)です。でもピアニストなのでチョッピリ、ピアノ演奏も入りました(陰の声;我輩はピアニストなんだぞ!! ほら魅力いっぱいのピアノの音が話し掛けてくるだろう!!・・・ナンテ)

この頃になって漸く新しい家の居心地の良さがわかってきて、誇り高き片付け魔なってきました。でも6月5日 2時開演 津田ホールでの卆寿音楽会のためのピアノの準備に没頭しなきゃ・・・と目下、頭と体の切り替えに専念してます。
シューマンさん、ベートーヴェンさん よろしくネ。
室井摩耶子

 

2011-02-13

新しい家に大分慣れました

2月13日 (本当は1月20日に出すハズでした)

お引越しをして間もなく2ヶ月が経とうとしています。
なんだか落ち着いたのか落ち着かないのか良くわからないという感じです。
少しずつ必要品は買い求めていますが、なにが何処に行ったのか行方不明
のものも多く、これはここで新しい人生を始めると思ったほうが早いかななどと
も思ったりしてます。

門柱の上にはもう20年来も我が家にいた焼き物のシャチが2匹、入ってくる人を見張っていますが、これらも古い家時代はあまり存在を認められず、門に乗っかったらなかなかカッコウがいいじゃない等と誇りをもって威張っています。
古い家の門柱のところにあったヒマラヤスギも目に付くようになり「え?いつの間にそんなに大きくなったの?」と、もう20m以上も高くなって立派です。

新「ピアノの部屋」には南と北に格子戸がつき、部屋に座っていると石庭の(全く日本風な)窓と、そしてヒマラヤスギがあたりを睥睨する野趣満々の北窓とその格子戸の窓枠に区切られた一幅の絵として、なかなかいい趣です。私がああこうと指示して作ってもらったもので無く、そんな風になっちゃったいった家なので、なんだか時々私は何処にいるんだろう等と思ったりしながら、広々とした家を闊歩してるというわけです。建物というものも私のもっている古い「家」というものの感覚とは全然別で、私がグチャグチャ口を出さないほうが良かったんじゃないかと「新しい常識」に目をむいています。床暖房で一日中 部屋は小春日和で、「今年の冬は厳冬ですね」等と言われても、「そうそう」などと相槌をうつより「あら そぉ?」等とトンチンカンな応答をしているといった具合です。

平屋に生まれて ずっと平屋に住んでいた私ですが、死ぬまでに一度二階に寝たいといった願望だけは全く正解で、東南に開ける窓から暁方の空の色の刻々と変わる変化に朝も早く目が覚めるようになりました。それは本当に美しいものですよ!!

家を建ててみて、いろいろな場面に遭遇して本当に度々大感激しています。
こんな経験は生まれてから初めてで、人生と言うものは面白いものだと再認識しております。
これから6月5日の「卆寿の演奏会!!」に向けて、またピアノに必死になる日が続きます。

室井 摩耶子

2010-12-27

新居の暮らし初め


引越し騒ぎがすこし落ち着きました。
家中に一杯だったダンボールの山が漸く無くなって(本当にどこにこんな荷物があったのだろうと思うほどダンボールの山でした)ピアノの部屋が部屋らしくなりました。
そしたら今年はもう余すところ4日!! 全くそれを考えると又々頭が混乱してしまいます。頭は一つなのに物を片付けるということとピアノを弾くということは、全く別の部門が働いているらしくピアノを弾くということとはほとんど2ヶ月離れてしまいました。
同様10月のピアノの音楽会のために家のことなど何も考えられず全て「よきに計らえ」式にやったので一寸すごい家が出来上がりました。
今になって「よかったのかしら?」などと辺りを見回している始末です。なにしろ隣から家を建てる第一歩から見ていたので「これが家を作るということか」と文字通り興味津々でした。
草茫々の林が1本の木も無くなって光る黒土が出てきたあの驚きから今や枯山水の石庭を見ながらピアノをちんまりとみえるスタジオに座っているとこれでも同じ成城に暮らしているのかとふと思ってしまう。
さて新年になってもうしっかりと腰を落ちつけてピアノの生活に戻らなければ6月5日の卒寿の音楽会を思うように弾けないともう一度すごい決意のもとに新年に突き進んでいくつもりです。
そのうち また新居の住み具合を報告申し上げられるでしょう
最後になりましたが皆様お揃いで良いお年をお迎えになります様に…


室井摩耶子

2010-11-12

初めてのお引越し

ピアノに夢中になってるあいだに前庭にどんどんと建物が広がり伸びてようやく家らしい形態を整えてまいりました。
なにしろ片や朝から晩までドンドンピロピロとピアノの音、もう片方はギリギリカンカンビョ~ンと家の建つ音(朝7時から夕方7時まで!!!)
もし、モグラが住んでいたとすれば耳を押さえてウロウロと逃げ惑っていたことでしょう。何しろ、あの匂い立つような光り輝く黒土の時から、地面いっぱい敷き詰められた砕石そしてコンクリート編み上げられた鉄骨が敷かれニョキニョキと立つ柱、家がだんだん建っていくプロセスを見ているのは、なかなか面白うございました。でもお引越しのことやこれからの生活様式(何しろ私は今まで二階家と言うのに住んだことがないので)を考えると頭が痛くなります。でも、みなさんが「御楽しみですね」と言ってくださいますので、移転したら嬉しいのだろうと想像いたしております。

と言うことを前に下書きしておいたのですが引越しの準備で日が経ってしまって家も完成に近づきました。これから引越し本番です。ヤレヤレ!!!
室井摩耶子

2010-10-21

ピアノの音

すっかりご無沙汰いたしました。
10月8日に漸く第22回目のトークコンサートを済ませ、人心地が着いたところです。曲目はベートーヴェンの第17番〝テンペスト〟とシューマンの〝子供の情景〟でした。何時ものことながら、もう何回も弾いた曲にもかかわらずその作曲家やその曲についても新しい側面を見せてくれて、毎回どうしてこんなことを知らなかったの?とハラハラドキドキの連続です。そうして知った心の深い揺れは、それをどのように聴いてくださってる皆様にお伝えできるか、ご一緒に音楽の感動に身をゆだねる事ができるかは簡単なことではございません。
それにしても、こうやってベートーヴェン(確固とした構成的な音楽)とシューマン(ドイツロマン派)の曲を研究してみると、ピアノという楽器は何て複雑な表現力を持つ楽器だろうと驚嘆してしまいます。
この2曲ともサイゴはサヨナラと霧の彼方に消えていくPP(ピアニッシモ)ですが
そのPPは「小さな音」と言う言葉の範疇を超えた〝響き〟が要求されるのです。それでないと〝物語〟の終焉と言う心理は表現されないのです。ピアニストはその為の訓練されたタッチ、その音を分別する聴覚、その意味を汲み取るデリケートな神経の集中、その他々と集中力を詰め込んだ練り上げる時間がうんと要るというわけです。本当に音楽ってなんと不思議なものでしょう。
それを得る喜びが私の命を支えてくれるのかもしれませんが......

室井摩耶子

2010-09-07

新しいCD

5月8日の白寿ホールでのライブCDが出来上がりました。
曲目は皆のよく知っているモーツァルトのトルコマーチつきピアノソナタ変イ長調KV311とシューベルトの4つのアムプロンプチュOp90です。
この2つのポピュラーな曲はしばしば至極安直に粗雑に弾かれてしまいますのでこれらの曲の持つ本当に繊細な美しい姿を知ってほしくプログラムに組んだのでした。
音楽会のライブ録音は会場の雰囲気を知っていただきたくそのままに一枚のライブCDに出してましたが、この度は新しい試みとして一曲ずつ別の盤に入れ長いトークをつけました。タイトルは〝演奏の秘密。〟その長いトークにどのようにして音楽の波が滔々と流れを作っていくかそのトリックが音と一緒に入っております。
音楽って不思議なもので、聴いている人たちに歓びや悲しみ、たまらない美しさ、明るさ、深い静寂さや天まで躍り上がりたくなるような感動を与えます。
どうしてそういったものを表現できるのかは研究すればするほど広く深く際限もないものですが、それらはいつも音と一緒でなければ納得することが出来ません。それでそのためにはCDが一番都合がいいことを思いついたわけです。そしてそれにつける演奏は〝その結果〟を聴かせるものでなければなりません。というわけで私はピアニストにとって一期一会のチャンスであるライブ録音を使ったのです。
これがピアノを弾く方たちや音楽を楽しもうと願っている方たちに何らかのお役に立てたらと思います。もし、このCDをお聴きいただけましたらご意見・ご感想をお聞かせ願えれば本当に嬉しいことでございます。

室井摩耶子